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母猫とはぐれた『3兄妹の子猫』を保護 先住猫の過保護すぎる“神対応”に、ほっこり「生き抜くすべを教えてくれている」

  • 2023.10.24

街中で野良猫や野良犬を見かけることが少しずつ減ってきたように感じますが、それは多くの団体や個人の方が保護活動に尽力してくれているからに他なりません。

保護猫や保護犬は成猫や成犬もいれば、生まれたばかりの子のことも。赤ちゃん猫や赤ちゃん犬の場合は、保護した直後から毎日のお世話やトイトレなどのサポートが大変なんだそうです。

今回は、保護団体さんと協力して保護猫の里親さんを見つけるお手伝いや保護活動をしているYouTubeチャンネル『スマホサイズの保護ねこ』の中から、生まれたばかりの保護子猫3兄妹のお世話の大変さと可愛さを記録した『母猫とはぐれた子猫3兄妹を保護しました』をご紹介します。

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出典:『スマホサイズの保護ねこ』(YouTube)

※下記の日付のリンクをクリックするとYouTubeに移動します

スマホサイズの保護ねこ(@smahosize-hogoneko) 2023年8月27日
母猫とはぐれた子猫3兄妹を保護しました

子猫3匹のお世話は想像以上の忙しさ!

母猫とはぐれてしまい、保護されてやってきた子猫の長女アンさん・長男おコゲさん・次男坊おタマさんたち3兄妹は、まさにスマホサイズの小ささです。

これから譲渡会に参加できるようになるまで、「スマホサイズの保護ねこ」さんのお宅で3匹の子猫たちとの奮闘生活が始まります!

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出典:『スマホサイズの保護ねこ』(YouTube)

子猫はまだ自分で排泄することができないため、母猫の代わりに数時間おきにお尻をティッシュでトントンと刺激して、排泄を促してあげる必要があるんだそう。

おしっこを出すお手伝いが済んだら、今度は哺乳瓶を使ってミルクもあげていきます。それを3匹分……。もはや人間の赤ちゃんと同じような大変さで、ドタバタとお世話に明け暮れる毎日です。

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出典:『スマホサイズの保護ねこ』(YouTube)

保護当時、子猫3匹の体重はそれぞれ167g~250gほどとまだまだ弱々しい体つき。

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出典:『スマホサイズの保護ねこ』(YouTube)

まずは譲渡会へ参加できるよう体重500gを目指し、ミルクは少しずつ離乳食からカリカリに移行させ、水も自力で飲めるようにならなければいけません。

そして保護から約1か月半後。愛情たっぷりにお世話をされ、先住猫先輩たちからもさまざまなことを教わり、すくすくと育った3匹は譲渡会へ参加できるまでに立派に成長!

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出典:『スマホサイズの保護ねこ』(YouTube)
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出典:『スマホサイズの保護ねこ』(YouTube)

今は里親さんに出会える日を待っています!

子猫のお世話は環境や栄養面でも配慮することが多い

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出典:『スマホサイズの保護ねこ』(YouTube)

こちらの投稿をされたスマホサイズの保護ねこさんに、保護された経緯や、子猫をお世話するうえで大変なことや気を付けるべきことなどについてお伺いしました。

---母猫とはぐれた3きょうだいを保護された経緯などを教えてください。

「ボランティアの方が保護してくださったので、詳細な経緯は不明ですが、お聞きしたのは、3匹で鳴いていたところを奇跡的に発見してくれたようで…。母猫も近くに見当たらず、おそらく生まれた時は4〜5匹くらいの兄妹だったのではないかなとお聞きしております

---産まれたての子猫等を育てる大変さについて教えてください。

「大きくわけて『体調の急変がおこりやすいので神経をつかう』『環境を整えたり、栄養面を考えること』の2つでしょうか」

---ではまず、体調の急変について教えてください。

子猫の体調は、『さっきまで元気だったのに!』ということがおこりやすく、その子の体力次第では死に直結してしまうことが多々あります。急変の要因としては、ミルクを飲む際の『誤嚥』による肺炎だったり、ウイルス性の風邪などがあげられます。『3〜4時間おきにミルクをやる』というのが、生まれて間もない子猫を預かる際の基本になってくるのですが、そこまで手をかけても亡くなってしまう子は出てきます

---生まれ持った体力というのも、とても重要なんですね。

「幸いにも、まだ私自身は経験しておりませんが、そのように急変し亡くなってしまう子は、私たちのような預かりさんの間だけではなく、県の愛護施設や保護団体さんにもたくさんいますね…

---環境の整え方や栄養面についてはいかがでしょうか。

子猫は、お腹の虫であったり、体温調整の難しさ、母親から譲り受けてしまう『猫エイズ』や『猫白血病』など、さまざまな病気とも隣り合わせです。病院での検査はもちろんですが、そのような子たち専用の環境(部屋)を用意し、快適な環境(室温、湿度など)を整える必要が出てきます。お腹に虫がいた場合は、先住猫にも移る可能性があるので、子猫が使ったトイレや食器は、熱湯、煮沸消毒など毎回する必要がでてきます

---一日中、子猫のお世話につきっきりになってしまいそうですね。

子猫の生存率は50%以下と言われているなか、たとえ保護されたとしても、栄養面や温度調整、環境の整え方など、毎回神経を使うのも大変ですね…(笑)

先住猫さんの存在

投稿主のスマホサイズの保護ねこさんのお家には先住猫さんが4匹いますが、保護された子猫ちゃん3匹を優しく受け入れてくれる姿には、優しさと愛情の深さを感じます。

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出典:『スマホサイズの保護ねこ』(YouTube)

ーー先住猫さんたちが子猫ちゃんたちをお世話している様子が微笑ましかったです。先住猫さんたちは、子猫ちゃんたちにどう接していることが多いですか?

うちの長男(黒猫)が、とても優しく、面倒見がよいです。視聴者さんの中にも長男推しがいるくらい定評があります。その長男が、新人さん(子猫)に優しくしてくれるので他の子たちも見習って、威嚇などはほとんどないように思います

---子猫ちゃんたちにとって先住猫さんたちはどのような存在でしょうか?

「一緒に寝てくれたり、グルーミングしてあげたりなど、親代わり、きょうだい代わりになってくれているなと感じます

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出典:『スマホサイズの保護ねこ』(YouTube)

---先住猫さんたちと子猫ちゃんたちの関わり方についてはいかがでしょうか?

「新人子猫たちに対する、兄猫たちの接し方が激しいと感じることもありますが、『猫社会』で揉まれるというのは、すごく重要だなと思います。新たな里親さまと素敵な出会いを見つけるためにも、人にも慣れ、先住猫にもなれ、さまざまな環境で生き抜くすべを教えてくれているのではないでしょうか

---最後に、保護猫活動についてお伝えしたいことがあれば教えてください。

私たちが運営するコミュニティ内では、『一匹でも多くのワンちゃん・ねこちゃんに手を差し伸べる』をモットーに、保護・愛護に繋がりそうな活動を、日々みんなで研究しております。『動物保護・愛護活動』について、一緒に研究して頂ける方を大募集しておりますので、当サイトと『メンバーシップについて』のページも見ていただけたら幸いです

今回登場した3匹の子猫ちゃんの里親募集についての記事も載っています!

サイト:もも氏日記(https://t-break1986.com/

メンバーシップについて:(https://t-break1986.com/archives/6539

実際に里親になったり保護活動に参加するだけでなく、自分では保護活動が難しい方でも支援、協力できる方法や情報交換などについても紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。



動画:『母猫とはぐれた子猫3兄妹を保護しました』『先住猫に子猫を会わせたら過保護すぎたw』『みたらし3兄妹を愛してくれた皆さまへ

もも氏日記(https://t-break1986.com/

取材協力:『スマホサイズの保護ねこ

文/構成:TRILLニュース