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3歳娘「父母、先に死んじゃう。残った私はどうしたら?」 それを聞いた父の“温かい回答”に賛同の声集まる

  • 2023.10.18
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画像:PhotoAC

小さい子は、ある時期から漠然と「死」というものを意識し始め、大人でも答えが難しい質問をしてくることがありますよね。

おばけ(@koebi_koukaku)さんが、「えびちゃん」こと3歳の娘さんからの質問に対する旦那さんの答えをX(旧Twitter)上に投稿すると、「参考になりました!」という声が多く集まり、話題になっています。

その投稿がこちら。

※下記の日付のリンクをクリックするとX(旧Twitter)に移動します

おばけ@3y(@koebi_koukaku) 2023年10月9日

「お父さんとお母さんは先に死んじゃう。じゃあ、残こっちゃった私はどうしたらいいの?」
とえびちゃんに言われた夫が
「仲間をつくるといいよ。えびちゃんがずっと一緒にいたいって人を大切にするの。お父さんのお母さんみたいに。男の子でも女の子でもいい」
と答えていて良いなと〜と思ったよっていう

3歳の子どもにとって親を失うということは、想像を絶する恐怖なのではないでしょうか。

娘さんへのこの旦那様の答えは、とても分かりやすく、そして説得力のある言葉だったことでしょう。

幼いながらにも様々なことを考えている

今回のエピソードを投稿された、おばけさんにお話をお伺いしました。

---旦那様の言葉に、娘さんはどのような反応をされていましたか?

「不安と希望の入り混じった複雑な反応でした。『ひとりになるのでは』という漠然なのに堪えがたい不安と、『そんなことが自分にできるのだろうか』という淡い希望が、声の調子から分かりました」

---その後、旦那様と娘さんはどんな会話を続けていましたか?

『もしかしたら〇〇ちゃん?』と保育園のお友だちの名前を挙げていましたが、夫が『どうだろうね。もしかしたらそうかもしれないね。お友だちのことを大切にしてたらいつかそうなるかもね。お父さんはお母さんに会うまで30年かかったからね。焦らずにいきましょう。きっと見つかるよ』という返答をして会話は終わりました」

---娘さんはどんな様子でしたか?

「納得がいかないことはとことん話す娘なので、彼女なりのヒントが得られたのかもしれません

旦那様との会話から、娘さんの成長を感じる

---旦那様と娘さんのやり取りを見ていて、おばけ様はどのような感想を持たれましたか?

「私は2人のやりとりを別の部屋で聞いていたのですが、今回娘が『残こっちゃった私はどうすればいいの』と発したことに『おや?』と思いました

---具体的に、どのあたりに「おや?」と感じましたか?

「少し前までは『お父さんとお母さんが死んじゃったら悲しい』とべそをかくだっけだったのに、さらに一歩踏み込んで、死からどうすればいいのかを考える方向を見つけたようです

---今回の旦那様の娘さんの質問に対する答えを聞いて、おばけ様がどう感じたか教えてください。

「私も子どもの頃は『お父さんとお母さんが死んでしまったら』と夜寝る時メソメソ泣いていたことを覚えています。漠然とした不安に胸が押し潰される感覚を未だに覚えているので、少しでも彼女の不安を取り除けたらと思いますが、どう答えたらいいのかいつも迷ってしまいます。なので、今回夫が提示した『仲間』をつくるというひとつの案は、最適解ではないができることがあるという意味では、とても良いなと思いました

---とても素敵な親子関係を築いていらっしゃいますね。

毎日娘を見ていると、彼女の小さな世界はほぼ全てが親で独占されていると感じます。親としては子どもから向けられる特別な眼差しや愛情は他の何にも代えがたく尊いものですが、これから彼女の豊かな心は、自分で集めた好きなものや素敵なもので埋め尽くされ、きっと夫が話した『仲間』も現れるのではないかと思います

---いつか娘さんにも素敵な「仲間」が現れて、少しでも不安が減ってくれるといいですね。

「仲間」という表現に賛同する声、多数!

この投稿を見た人たちからは、次のようなコメントが寄せられました。

何だかジーンときてしまいました。目頭が。私も将来言われたらこう答えようと思いました。ありがとうございます
このポスト見たあとたまたま息子が似たような事を聞いてきたので、同じこと伝えました
めちゃくちゃ参考になりました
「仲間」っていいね
素敵素敵…これをさっと答えられるのが 気どってなくて優しい愛なのが 普段も垣間見えててスキぃ……
私も聞かれたらコレ言うわ!

いつか、自分の子どもが不安を感じたり同じような質問をした時の大きなヒントとなった人も多くいたようです。

とはいえ、もちろん答えはひとつではありません。

今回の娘さんと旦那さんのように、それぞれの子どもがこれからの毎日を安心して過ごしていけるような、温かい言葉を親として伝えていきたいですね。



文/構成:TRILLニュース

情報協力:おばけ@3y(@koebi_koukaku)さん

※画像はイメージです