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意外と大人が分からない!「1tって何g?」覚えていたらスゴい

  • 2023.10.27
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日常で使う重さの単位はkg(キログラム)やg(グラム)ですが、さらに重いものを表すのにはt(トン)という単位を使いますね。

トラックや工業製品の製造などで用いることもあるので、お仕事によっては日常的にt(トン)という単位を使う方もいらっしゃるでしょう。

今回はそのような重さの単位に関する問題です。

問題

1t(トン)は、何g(グラム)?

単位変換に関する問題です。

1tは何kgなのか、そして1kgが何gなのかを知っていれば、答えられるはずです。

 

さて、今回の問題の答えは、「1,000,000グラム」です。

解説

重さの単位は、もし忘れていても分かりやすいので安心です。

重さの単位は小さい方から順に、mg、g、kg、tとありますが、それぞれ1000倍の関係になっています。

つまり、以下のような関係です。

1g=1,000mg
1kg=1,000g
1t=1,000kg

とても覚えやすいですね。

したがって、

1t=1,000kg
=1,000×1,000
=1,000,000g

ということになります。

 

ちなみに、t(トン)だけ、名前のつき方が少し違いますよね。(他の単位は「〜グラム」です。)

この由来は、古英語のtunne、さらには古フランス語のtonneが語源で、「樽」という意味です。

15世紀ころに、樽にワインを入れて運搬していたのですが、そのときの1樽の重さが約1,016kgだったそうです。

それが現代では1t=1,000kgとして使われています。

約1,000kgのワインというのは、ものすごい量ですね。

一般的な浴槽では、水が200〜250リットルほど入ります。1L=1kgなので200〜250kgということです。

つまり、水に換算すると1tというのは、浴槽4〜5杯分ということになりますね。

※「1樽の重さが約1,016kg」というのは、ワインだけでなく樽も含めた重さになります。また、水とワインの密度は多少異なるので、水とワインの体積は違います。

まとめ

1トン=1,000,000グラムというと少しイメージしにくいですが、重さの単位変換は覚えやすいですね。それぞれが1,000倍ずつです。

これで重さの単位変換はカンペキです!


文・監修:SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」。

編集:TRILLニュース