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大人が意外と分からない!「1日は何秒?」《小学5年生でもわかる問題》

  • 2023.10.6
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「1時間は60分」とか「1分は60秒」というのは、日常生活でもよく使います。

「×60」や「÷60」の計算をすることで、それぞれの単位変換をする、ということも多くの人が、あまり意識せずに使っている計算でしょう。

今回は、そんな時間に関する問題に挑戦してみましょう。

問題

1日は何秒か求めなさい。また、1年は何秒か求めなさい。
(1年は365日とする)

暗算で計算するのは、少し大変かもしれません。

しかし、それぞれの単位変換の仕組みさえ知っていれば、求めることができるはずです。

落ち着いて計算をしてみましょう。

 

さて、答えは次の通りです。
1日=86,400秒
1年=31,536,000秒

解説

小さな単位から順に変換をしていきましょう。

1分=60秒

これは、皆さんご存知の通りです。

では、1時間は何秒でしょうか。
(実は、今回の単位換算の話で、いちばん多くの方が間違えるのはここです)

1分=60秒、そして1時間=60分なので、「六六=36」の九九をして360秒!!

というのが、よくある間違いです。

60×60なのでゼロの数に注意しましょう。3,600秒です。

1時間=360秒としてしまうのは、小中学生に指導しているときも、非常によくある間違いです。60×60という式は頭に浮かんでいるのに、ゼロの数を間違えてしまいます。

360秒は6分ですね。

1時間=3600秒

ここまで計算できた方は、1日、そして1年が何秒なのかの計算は、もう問題ないはずです。

1日は24時間なので、3600×24=86,400秒

1日=86,400秒

さらに1年は365日なので、86,400×365=31,536,000秒

1年=31,536,000秒

約3100万秒という時間、「1年」という言い方をするのと違った印象がありますね。

長いと感じる人もいれば、短いと感じる人もいるでしょう。

まとめ

1日や1年を「秒」という単位で表すことは、普段あまりないかもしれません。

しかし、それぞれの単位がどのように関係になっているかを知っていれば、計算は難しくありません。

ちなみに、生まれてから1億秒というのは「3歳2ヶ月2日」、生まれてから10億秒は「31歳8ヶ月19日」になります。

このメモリアルな「誕生秒」を祝うというのはいかがでしょうか!?


文・監修:SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」。

編集:TRILLニュース