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「ご利用は計画的に」と言うけれど…カードローン返済計画の立て方をFPが解説

  • 2023.9.21

「緊急でお金が必要」という時に、真っ先に思いつくのはカードローンではないでしょうか?

カードローンは無担保・無保証で借り入れができますし、消費者金融であれば最短即日借り入れ可能で非常に便利です。

しかし、その借入れのしやすさから、借りすぎてしまい返済できなくなってしまうケースも多々あります。そこで今回は、そのような事態に陥ることを防ぐために、カードローンの返済計画の立て方について解説します。

■理想的な返済計画の条件

まずは理想的な返済計画の条件について説明します。

●条件1:現実的であること

ほとんどのカードローンは、借入れた金額により毎月の返済額が自動的に決まります。そのため自分の収入と照らし合わせて、現実的に毎月返済できる金額なのかを確認する必要があります。

とくに、大きな金額を借入れると毎月の返済負担は大きくなるので、実際の返済額を確認のうえ、返済できると確信ができる場合のみ借入れしましょう。

●条件2:完済まで明確にシミュレーションできていること

カードローンの返済は、金額によっては数年に渡ります。そのため完済まできちんと返済し続けられるかのシミュレーションも大切です。

とくに、数年以内に収入が不安定になったり、大きな出費があったりする場合、慎重に検討することが大切です。

■カードローンの返済計画の立て方

カードローンは、借入れる金額が大きくなるほど借入れ期間が長くなり、金利負担が大きくなります。そのため必要最低限の借入れにすることが大切です。

各カードローン会社では、返済シミュレーションを用意しているので、そのシミュレーションを利用して本当に返済できるかを何度も確認することをおすすめします。

■返済が難しい場合は…

もし返済が難しそうと思うのであれば、カードローンで借入れせず、まずは収支を見直したり、不要品を売ってお金を捻出したりするほうがよいでしょう。

返済が滞ると信用情報にも影響して、最悪の場合金融事故になってしまうので、十分注意してください。

文・勝目麻希(ファイナンシャル・プランナー) 新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。現在はファイナンシャル・プランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆中。

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