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「まるで毒親やモラ夫のセリフ?」いつの間にか錯覚している!?<おばさんってダメですか?>

  • 2023.9.21

2人の女児を育てる元ライター&編集者のらっさむさん。アラフォー目線で「おばさんってダメ?」を描くマンガを紹介します。「おばちゃん」と呼ばれることに対して、敏感に反応する人と、そうじゃない人。この話題の中で友人が、40代美魔女のエピソードを教えてくれました。その人は、異性からの視線を集める小6の娘の姿を見て初めて、自分もこれまで性的対象として消費されてきたのだと気付いたそう。若く美しいとチヤホヤされることを恩恵と思い込んできた美魔女の気付きは奥深く……。

美魔女の話から、皆「消費されている」ことを自覚できず、やっと気付いても遅いのだと友人はつぶやきました。それは、美を維持できないのは自分のせいという「自己責任の呪い」にかかってしまっているからだと言うのです。

心の中に飼っているのは…?

美しく若い外見を維持しろ、できないのは自分の怠慢のせい、という自己責任の呪いについて語った友人。私は、まるで毒親やモラハラ夫のセリフ! と驚きますが、まさにそうだと言います。誰もが心の中にその呪いを吐く影を飼っていて、その目線で判断しているうちに、いつしかそれが自分の願望だと錯覚してしまう……。

「ママに見えないっていう褒め言葉も本当は誰の願望?」。友人の言葉に私は何も言えませんでした。

その帰り道、呪いが解けた美魔女は、若さと美しさを消費される社会に生きる娘を持って今ごろどうしているのだろう……と、答えのない問題について考え続けたのでした。

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美魔女やらっさむさんの友人の話、とても深いですよね。特に娘を持つ母にとっては他人事ではありません。常に消費の対象となりえること、自身が呪いにとらわれてしまうかもしれないこと……。ただ、たとえ遅くても気付けたのなら何かが変わるかも。こうやって女性一人ひとりが疑問を抱き、意識を持つことが大事なのだと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター らっさむ

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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