1. トップ
  2. 【北川景子】デビュー20周年!私たちを惹きつけるオーラの理由とは

【北川景子】デビュー20周年!私たちを惹きつけるオーラの理由とは

  • 2023.9.21

表現できるのは、受け取ってくださる方がいるからこそ。10代のころから“自己満足で終わらない”という信念は変わりません

私がこのお仕事で初めて世の中に出たのは、2003年10月4日。雑誌「Seventeen」の発売とドラマ『美少女戦士セーラームーン』の放送開始日がまったく同じ日だったんです。「いよいよ始まる」と、ソワソワしていたことを覚えています。

20年も仕事を続けてこられた原動力は、楽しみにしてくれる方の期待に応えたいという思いがあったから。待ってくれる人がいなかったら、続けてこられなかったと思います。作品を通じて社会に問題を投げかけることもできるし、誰かのことを笑顔にすることだってできる。自分の存在価値を見出せるこのお仕事が好きなんです。

写真集『「37」20th anniversary』を作ろうと動き出したのも、ファンの方に感謝を伝えたかったから。普段、俳優としてすることのない握手会イベントができるし直接触れ合うことで絆もリアルなものになる。写真集はあくまで、みなさんに会うキッカケにすぎなかったんです。

北川景子さん

常にカメラの向こう側にいる人のことを考えるマインドは「Seventeen」モデル時代に培ったもの。自分がかわいく映ることが目的なのではなく、何歳くらいの読者が何を知りたくて雑誌を買ってくれているのか、読者に参考にしたいと思ってもらうにはどうすればいいのか、徹底的に考えて自己プロデュースすることを叩き込まれました。

その教えは今も生きていて、「VOCE」の撮影でも毎回、メイクや衣装について撮影のギリギリまで悩んでいます。私が一方的にいいと思うメイクを発信したとしてもそれは自己満足にすぎません。受け取る方がいることで、初めて表現する意味が生まれる。仕事をする上で一番大切にしている信念を、キャリアの最初に学ぶことができたことは、私の財産だと思っています。

北川景子さん

北川景子/Keiko Kitagawa
1986年8月22日生まれ、兵庫県出身。2003年にデビュー。近年の出演作は映画『ファーストラヴ』『大河への道』『ラーゲリより愛を込めて』NHK大河ドラマ『どうする家康』、ドラマ『リコカツ』『女神の教室〜リーガル青春白書〜』など。現在『落日』が放送中。

INFORMATION

◆北川さんが主演の連続ドラマW 湊かなえ「落日」 大好評放映・配信中

連続ドラマW 湊かなえ「落日」

湊かなえの原作小説をドラマ化。北川さんが演じるのは新進気鋭の映画監督・長谷部香役。吉岡里帆さん演じる新人脚本家の甲斐真尋と共に、15年前の一家殺害事件の真相を探るミステリー。WOWOWにて放送・配信中

◆北川景子写真集『「37」20th anniversary』は10月4日発売

北川景子写真集『「37」20th anniversary』

10月4日のデビュー日に発売される、20周年を記念した写真集。東京のスタジオで撮影した美麗なショットはもちろん、地元・神戸で撮影された、飾らない自然体の表情もたっぷり収められている。¥3630/SDP

撮影/中村和孝 ヘアメイク/山口久勝(アルール) スタイリング/細見佳代(ZEN CREATIVE) 取材・文/松山梢

元記事で読む
の記事をもっとみる