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「日本は負けたんだ」敗戦は青天の霹靂。不安な半面、安堵も<親に捨てられたおばあちゃん>

  • 2023.9.21

2児の母であり、インスタやブログでエッセイマンガを連載しているゆっぺさんが、尊敬する祖母・キヨさんの壮絶な人生をつづったマンガです。集団疎開の子どもたちから「お手玉ちょうだい!」とねだられたキヨさん。キヨさんが渡すと、子どもたちは袋を破り、中の小豆をボリボリと食べ始めました。皆、それほど飢えていたのです。また、キヨさんが通う学校では……。

日本海軍は壊滅状態でしたが、キヨさんたちは学校で毎日のように「日本は勝ち続けている」と聞かされていました。そんなある日、畑にいたキヨさんは家に帰ってラジオの放送を聞くように言われました。

その放送こそ……。

必ずや神風が起こると…

※反面→半面

こんにちはゆっぺです。

その放送は終戦を知らせるものでした。

キヨには難しく意味もわかりませんでしたが、養母から「戦争が終わったんだ。日本は負けたんだよ」と知らされました。

キヨは必ずや神風が起こり、国が救われると信じていたので、この知らせは青天の霹靂(へきれき)でした。

学校では戦争に負けたら虐殺されるか、奴隷にされると教えられていたので、これからどんなひどい目に遭うのか、恐ろしさで身がすくむ思いでした。

その半面、戦争が終わってホッとした気持ちも。

そして町中には、戦争で夫を亡くした女性があふれていました。

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キヨさんたちが聞いた放送は、当時の昭和天皇自らが終戦の決定を国民に伝えるためにおこなった放送(玉音放送)でした。当時、陸軍諸侯の一部が放送を中止するために宮内省と放送会館を襲撃しましたが、放送は無事におこなわれました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター ゆっぺ

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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