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「FLINTA(フリンタ)」レズビアン・コミュニティを中心に認知拡大している言葉の意味

  • 2023.9.20

LGBTQ+コミュニティで注目されている新語「FLINTA(フリンタ)」とは? レズビアン・バー・プロジェクトの発起人たちは、「私たちのコミュニティの未来」だとする。(フロントロウ編集部)

FLINTA(フリンタ)の意味と語源

FLINTA(フリンタ)は、LGBTQのようにいくつかの言葉の頭文字を取ったもの。

Female(女性)
Lesbian(レズビアン)
Intersex(インターセックス)
Non-binary(ノンバイナリー)
Transgender(トランスジェンダー)
Agender(エイジェンダー)

ドイツで生まれたこの言葉は、シスジェンダー男性以外を総称するワードとして英語圏でも認知と使用が少しずつ広がっており、アメリカでは2023年に入ってから、“flinta meaning(フリンタの意味)”と検索する数が急上昇している。

※レズビアン:女性が性的・恋愛対象になる女性/インターセックス:男性または女性という二元論に属さない身体を持つ人のこと/ノンバイナリー:男性または女性という二元的なジェンダーの枠内に限定されないジェンダー自認を持つ人、トランスジェンダー:出生時に割り当てられた性別と性自認や性表現が一致しない人、ジェンダーを持たない人(ジェンダーがないと自認する人もいれば、ジェンダーニュートラルだと自認する人もいる)

Lesbian Bar Projectの発起人やHERアプリも支持

アメリカで減少を続けるレズビアン・バーを支援して保護するレズビアン・バー・プロジェクトの発起人であるエリカ・ローズとエリナ・ローズは、FLINTAという言葉を「グローバルに認知されるものにしたい」そうで、エリカはFLINTAが「私たちのコミュニティの未来になることは明らか」と言いながら、Safe Spaceにこう語った。

「ドイツではFLINTAという言葉を通して、私たちがレズビアン・バーの真髄としているものを凝縮しています。レズビアン・バーは、レズビアンを自認する人たちだけのものではありません。FLINTAの傘の下に存在するすべての人たちのためのものです」

また、レズビアン、バイセクシャル、クィアの人々向けの出会い系アプリとして知られてきたHERも現在はFLINTAという言葉を使用しており、公式サイトでも「FLINTAの人々のための最大かつ最高の出会い系アプリ」と謳っている。

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