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横浜FMに4発大勝の仁川、監督が明かした“勝因"とは?「横浜FCをベンチマーキングしたわけでは…」【一問一答】

  • 2023.9.20

仁川(インチョン)ユナイテッド率いるチョ・ソンファン監督が、横浜F・マリノス相手の4発大勝に満足感を示した。

9月19日、日本の横浜国際総合競技場でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループG第1節の横浜F・マリノス対仁川(インチョン)ユナイテッドが行われ、仁川が4-2で勝利した。

クラブ創設20周年の節目にACL初出場を果たした仁川は前半8分にオウンゴールで先制。17分にコーナーキックから同点に追いつかれるも、37分にはギニアビサウ出身FWジェルソ・フェルナンデス(32)が爆発的なスピードで横浜FMの最終ラインを突破し、DFとGKを冷静に交わして勝ち越し弾を決めた。ただ、43分に再びコーナーキックで同点弾を許し、2-2で前半を折り返した。

2度のリードをいずれもセットプレーで追いつかれた仁川だが、後半は途中出場のFWエルナンデス(24)が存在感を発揮。後半30分、34分と連続でシュートを決め、昨季J1リーグ王者相手に記念すべきACL初勝利を飾った。

(写真提供=仁川ユナイテッド)チョ・ソンファン監督

以下、試合後会見のチョ・ソンファン監督との一問一答。

―試合の感想は。

チョ・ソンファン監督「クラブ創設初のACLの舞台で大勝を収め、大きな意味があると思う。仁川のファンの皆様がアウェイまで駆け付けて応援してくださったおかげで、プレッシャーを上手く乗り越えることができて嬉しい。何より、ファンの皆様に楽しさと幸せをもたらすことができて、監督としてとても嬉しく思う」

―エルナンデス選手が途中出場から2ゴールを決めた。どのような考えでエルナンデスを投入し、得点を生み出したのか。

チョ・ソンファン監督「前半はカウンターと守備の後方のスペースを活用して得点したが、リードした状態で連続で同点ゴールを献上した。ただ、選手たちが折れない気持ちで勝ち抜いたと思う。再度反撃するために、後半はスピードがあり、ソロプレーができる選手を投入しようという考えがあり、エルナンデスをはじめとする選手たちを投入することになった」

―監督は横浜FCが横浜F・マリノスを破ったのを見て驚いたと言っていたが、横浜FCにインスピレーションを得て試合を準備したのか。

チョ・ソンファン監督「横浜FCをベンチマーキングしたわけではない。横浜F・マリノスがここ数試合で結果を出せていなかったのを見たが、Kリーグで我々の選手が得意とするプレーを横浜F・マリノス相手に展開しようとした。我々仁川の分析とコーチングスタッフの相談の下、緻密に準備した点が主だったと思う」

(写真提供=仁川ユナイテッド)試合後会見でのチョ・ソンファン監督

―勝利をお祝いしたい。今回の勝利はどれほど重要なものだろうか。そして、(今回の勝利が)ベスト16進出に向けてどれだけ重要な結果となると思うか。

チョ・ソンファン監督「今回の試合は、シーズンの最初に立てた目標(Kリーグ、ACL、FAカップ)を続けていくための過程の一つだ。今回の勝利は我々にとって大きな意味がある。すぐに江原FCとのKリーグのアウェイゲームが控えている。今回の勝利は、アウェイゲームではあったが疲労を早く回復できる滋養剤となりそうだ。残りのACLグループステージの試合も最後まで最善を尽くして準備し、良い結果を得られるようにしたい」

(文=ピッチコミュニケーションズ)

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