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秋分って何の日? 故人を供養する 秋分とお彼岸について

  • 2023.9.20

秋分って何の日? 故人を供養する 秋分とお彼岸について

みのり

秋分の日はお彼岸にあたり、故人を供養し偲ぶ日と言われていますが、具体的に何をしたら良いのでしょうか。秋分の日とお彼岸についてお話しています。お墓参りのマナーについてもまとめているので、秋分の日の参考にしてください。

秋分って何?

秋分の日とは、二十四節気のうちの一つで、「秋が始まる日」のことを秋分の日と言います。
秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西へ沈んでいくので、昼と夜の長さがほぼ同じになるのが特徴です。夏は夜の時間帯が短かったのに対し、秋分の日を境に、夜の長さがどんどん長くなっていきます。

また、秋分の日は夏の終わりを告げ、秋の始まりを意味するだけではありません。先祖を尊び、故人を偲ぶ日として「お彼岸」とも言われています。秋分の日を中日(真ん中の日)として前後合わせた7日間を彼岸とし、先祖の供養や法要を行って先祖を偲びます。そして秋分の日は、ご先祖様へのお供え物として用意されたぼたもち食べる一週間でもあります。

秋分とお彼岸について

秋分の火とお彼岸について、あなたはどこまで知っていますか?

お彼岸とは、秋分の日と前後3日を合計した7日間のことを指しています。仏教では死者のいる世界のことを『西に位置する「彼岸」』と呼び、こちらの私たちがいる世界のことを『東に位置する「此岸」』と呼んでいます。仏教において「彼岸」は悟りの世界という意味合いを持っています。彼岸は西に位置していることから、真東に沈むこの日に故人が彼岸に近づけるのだと考えられています。
3月の春分の日と9月の秋分の日には、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、彼岸と此岸がもっとも通じやすいと考えられています。そのため、この時期に仏様の供養をすることで、極楽浄土へ行くことが出来ると言われており、秋分の日を境とした前後3日間を含んだ7日間を先祖の供養や故人を偲ぶ日として大切にしてきたのです。

おはぎを食べよう!

秋分の日であるお彼岸では、何をしたら良いのでしょうか。故人や先祖を偲ぶためにお墓参りをしたりする人もいると思いますが、お彼岸の時期にオススメなのが「おはぎを食べること」です。
お彼岸の時期になると、おはぎが食卓に出てきた方も多いのではないでしょうか。お彼岸にはおはぎをお供えする風習があります。おはぎに使われている小豆には邪気を払う効果があると言われているため、お彼岸におはぎをお供えする風習が出来たと言われています。春のお彼岸にはおはぎではなくぼたもちをお供えするといいと言われていますが、名前が違うだけで実はどちらも同じものです。

また、お彼岸にはご先祖様においしいものを食べてもらいたいといった意味から、ぼたもちやおはぎをお供えするようになったとも言われています。

お墓参りに行こう!

お彼岸の時期は、故人を偲ぶためにもお墓参りに行ってみてはいかがでしょうか。お仏壇の掃除をするのも良いでしょう。
お墓参りやお仏壇へのお供えをするときは、「五供」が基本です。五供とは、「香」「花」「灯燭」「浄水」「飲食」の5つのことを言います。供えものには「お線香・菊などのお花・ローソク・お茶・お水・食べ物」などをお供えするようにしましょう。

もし故人宅へ行ってお参りをするときは、皆で食べられるような日持ちしやすい食べ物をお供え物として持っていくとよいでしょう。後に残るものをお供えしてしまうと「縁起の悪さを後に引く」とされているので、故人へのお供え物については物ではなく、食べられるものを持っていくのがマナーとされています。

まとめ

秋分の日について、なんとなくは知っていたけどお彼岸の意味は知らなかったという人は多いのではないでしょうか。故人が好きな食べ物をお供えするだけではなく、旬の物を食べたりして、思い出すだけでも偲ぶことになります。
秋分の日のお彼岸についてを知り、ご家族でご先祖様を偲んでゆっくりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

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