性悪女「どうせ惣菜買ったんでしょ？」【手作り弁当をあざ笑う同僚】→ ある日、好みのイケメンに出会い？

人を見下して、当然のように「自分のほうが勝ってるに決まってる！」と思い込んでいると、予想外の場面で足元をすくわれることになります。今回は友人が会社で見聞きしたエピソードを教えてくれました。

会社員のA子のお弁当はいつも豪華です。手が込んでいて、栄養も考えられていて、彩りも豊か……それはまるで売り物のお弁当のように完璧なものでした。

そんなA子のお弁当を見て、A子の同僚のM美はいつも「お惣菜を買って詰めてるんでしょ？」と言いがかりをつけてきます。
M美は料理が苦手で手作り弁当なんてもってのほか。昼食もいつもコンビニで買ったおにぎりや菓子パンなので、A子の豪華なお弁当をひがんでいたのでしょう。

A子は気が弱く、優しい人なので、M美にそんなことを言われても「ううん、ちゃんと手作りだよ」と控えめな口調で言い返すだけ。

A子のそんな態度がM美の無神経さを増長させるようで、M美は「そんな豪華なお弁当、毎日手作りできるわけないじゃん。料理できますアピールするためにお惣菜を買ってるんでしょ？必死だね（笑）」と失礼なことまで平気で口にしていました。

ある日、A子とM美は一緒に会社を出て駅に向かっていました。

すると駅の近くで偶然、1人のイケメンに出くわします。
M美が内心「うわ、めっちゃイケメン……♡」とドキドキしていると、その男性がA子を見て優しく微笑みかけたのでビックリ！

なんとその男性は、A子の彼氏でした。

しかも男性はA子の顔を見るやいなや「おかえり！今日のお弁当、自信作だったんだけどどうだった？！」と嬉しそうに話しかけてきました。

M美が毎日「お惣菜に決まってる」と言っていたA子のお弁当は、彼氏の愛情がたっぷり詰まった手作り弁当だったのです……！

A子とM美は同期入社でしたが、M美は大人しくて控えめなA子をいつも自分より下に見て、失礼な言動を繰り返してきました。
仕事はもちろん、プライベートでも「私が負けるなんてありえない」とたかをくくっていたのに、そのA子にイケメンで料理上手な彼氏がいると分かり、M美の自尊心はズタボロに傷つけられました。

A子はその彼氏と近いうちに結婚するそうです。
相手のことを見下してばかりいると、いつのまにか自分自身の問題に気付けなくなってしまうのかもしれませんね。

ltnライター：藍沢ゆきの