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持続的なハッピーを演出し続けられるチームビルディングを意識しよう

  • 2023.9.19
出典:シティリビングWeb

読者の皆さん、いつも社内円滑Happyコミュニケーションをご覧いただき、ありがとうございます。「今日はやる気にならないな」「絶好調!」「家で寝ていたい」など、様々な思いにとらわれることがある読者の皆さんと、“一瞬の幸せと、長期的な幸せ”について考えてみようと思います。

皆さんが、感じる「幸せ」は一瞬、あるいは短期的なものである場合がほとんどではないでしょうか。例えば、職場のオフィス環境が整っていなければ仕事のやる気は落ちますが、いつもピカピカで整っていれば成果が上がるというわけではありません。

職務上、満足度を上げることを考えてくれる経営陣ばかりでは無いので、働く私たちは何とかして成果を上げていこうと自助努力をすることになります。

今日のコラムの元になっているのは、アメリカの心理学者ハーズバーグの理論です。人間も動物なので、職場環境からくる不満は、できる限り避けようとします。一方で、職務を通じて自己充実や成長実感を得たいという根本的動機は全ての人が持っています。ハースバーグは、本質的に長期的に幸せを感じるような環境の中で持続的な満足感を持っている成長欲求を重視したのです。

長期的な幸せを感じるためには。

有名なアメリカの心理学者マズローの欲求5段階説も同様に、生命や生活の維持安全欲求、所属欲求承認欲求の上に、長期的な「自己実現欲求」があることを明らかにしましたが、長期的な幸せを感じるためには、自己実現できている職場環境であるかどうかも重要なポイントになってくると言えるでしょう。

~幸せは追い求めるものでは無くて、「そこにある」もの~

心理学者の議論はさておき、日常生活の中では、毎日毎時間毎瞬間がHAPPYなほうが、満足度は高いです。汚いよりは綺麗なほうが気持ちがいいし、抑圧されているような人間関係の中で働くよりは自分らしさを前面に出せる人間関係の中で働いたほうが成果も出やすいです。しかし、職場環境を自らの努力でよくできる場合と、努力ではどうすることもできない場合とがあります。そんなときは、思い切って転職という選択肢を考える必要もあるでしょうし、配置換えや席替えなど、社内での環境改善のために経営陣へ働きかけてみるという選択肢も取れる場合があります。

小さなHAPPYの種が見つかるかも。

寝ることや食べること、趣味や学習活動なども生活上欠かせない大切な活動ではありますが、職場での仕事は低次から高次の欲求までを充たす「完全栄養食」のような活動です。キャリアは職歴だけにとどまらないと前回お伝えしましたが、職歴は人生を作る大黒柱でもあります。

一日24時間のうち3分の1あるいは半分近くを職場で過ごすわけですから、働く環境については、少しでも良い環境、HAPPYを感じられる環境であるに越したことはありません。

涼しくなってきた秋の夜長に、ぜひ、ご自身の職場環境、特に人間関係や衛生要因などの“人・モノ・カネ・情報”を点検してみてください。必要のない文具類を片付け、PC周りに溜まった埃や塵を掃除し、心の中の要らないわだかまりなども解いてしまえると、気がつかなかった小さなHAPPYの種が見つかるかもしれません。

大ベテランのあなたも、新人さんも、中堅どころのあなたも、それぞれにそれぞれが必要とされている位置や役割を自覚し、皆で持続的なHAPPYを演出し続けることができるチームビルディングにも、ぜひチャレンジしてみてください。

リモートでも醸成できるチームワークや一体感の事例も数多く散見されるようになってきました。新しい時代、新しい働き方、新しい価値観で、新しい職場を築きあげていきましょう!!

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