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アート×バスケ×アパレル。マルチに進むLA発マガジンレーベル〈FRANCHISE〉

  • 2023.9.19
ロサンゼルス〈FRANCHISE〉のギャラリー内

3つのポイント

1.NBA選手も登場するバスケットボール雑誌。
2.オリジナルのアパレルラインもローンチ。
3.チャイナタウンのギャラリーで企画展も開催。

19世紀の格納庫を一新!広大な庭園も備えたカルチャーハブ

LAのバスケットボール雑誌『FRANCHISE』が面白い。“花形選手”の慣用句を連想する誌名の通り、ご存じ八村塁やバスケ愛好家として知られるバラク・オバマ元米大統領など、錚々たる顔ぶれを掲載。

さらには彫刻家のPaul Pfeifferや、ライター兼アーティスト、Ava Niruiなど、気鋭のクリエイターを次々にフィーチャーするアート誌としての一面も。最新号のカバーワークはブルックリンのマルチメディアアーティスト、Chris Lloydによるものだ。

仕掛け人のJustin Montagは元バスケ少年で、今も熱心なファン。大学卒業後はマンハッタンのレコードショップ〈Turntable Lab〉や音楽雑誌『Fader Magazine』で経験を積み、Apple Musicの立ち上げにも携わった。

〈FRANCHISE〉の最新号
最新号ではポモナ在住のアーティスト、Jaime Muñozの作品を掲載。
〈FRANCHISE〉のギャラリー
ギャラリーにはショップも併設。

「出張で訪れた東京の〈代官山 蔦屋書店〉で色々な雑誌を目にして閃(ひらめ)いたんだ。大好きなバスケをベースに、異なる要素を盛り込んで新しいことができたらってね」と経緯を語る。2021年にアートディレクター、Jake Zielinskiらとタッグを組みクロージングラインを始動。昨夏チャイナタウンにギャラリーもオープンした。

ジャンルを超えた展開は予測不可能なワクワク感があるし、目利きの彼の動向を辿ることで、北米を中心としたアートやファッション業界のキーパーソンもチェックできる。この秋にはパリ・メンズファッションウィークで新作をお披露目するとのことで、続報が楽しみだ。

Jason WrightのドローイングをあしらったTシャツ
Jason WrightのドローイングをあしらったTシャツ65ドル。この秋、新ライン〈Tunnel Walk by Franchise〉もローンチ。
WNBAの選手、ブリトニー・グライナーの特集記事
WNBAの選手、ブリトニー・グライナーの特集記事。
〈FRANCHISE〉オープニングの様子
2022年6月のオープニングには地元のアート業界人が集結した。
〈FRANCHISE〉創設者のジャスティン
創設者のジャスティン。

Information

franchise_書影

FRANCHISE

フランチャイズ/2016年創刊。最新の第7号(写真)が発売中。次号はこの秋刊行予定。
住所:977 Chung King Road, Chinatown, LA
営:日曜〜木曜予約制、金曜・土曜11時〜17時
休:無休

*1ドル=143.68円(2023年6月27日現在)。

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