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「置いてくよ!」に潜む落とし穴【保育士解説】親が言いがちNGワードを解説

  • 2023.9.16

言うことを聞かない子どもにイライラしてしまうことって、日常茶飯事ではないでしょうか?そんなことが重なると、つい言ってしまいがちなのが「置いていくよ!」といった脅し言葉。本当に置いていくわけではないけど、子どもが言うことを聞くからつい言ってしまいがち…。しかし、また同じことの繰り返しになってしまい、根本の原因は解決できないままになってしまいます。この記事では、保育士・まりこ(@mamababy_cococolor)が「置いてくよ!」などの脅し言葉を他の言葉に置き換える方法をご提案します。

なぜ、「脅し言葉」を使ったらいけないの?

「置いていくよ!」に代表される脅し言葉。

しかし、脅し言葉を実行することってありますか?「置いていくふり」をして、実際には置いていかないと思います。

でもこれって、実は「子どもが大人を信頼しなくなる」というのを知っていますか?子どもも、本当に置いていかないのを知っているので、だんだん効果がなくなるのです。

そこで、脅し言葉を使わない言葉かけのポイントを「3歳まで」「3歳以上」にわけてお伝えしますね。

3歳までの対応

イヤイヤ期真っ最中の子どもは、何を言っても聞かないので、親もイライラしてしまいませんか?

だけど「ちゃんと理由も言ったほうがいいって聞くから、きちんと言ったほうがいいのかな。」と考えて、ついクドクドした話しかたになってしまうことも…。

でも、3歳までの子どもは「〇〇が△△で□□だからダメだよ」というような、長い文章は理解できないのです。

3歳くらいまでは「一文を7文字程度にして簡潔に伝える」ことを意識してみましょう。

3歳以上の対応

3歳すぎから、大人の言うことも少しずつ理解できるようになります。また、他人の気持ちにも気づきはじめる時期にさしかかってきます。

泣いている時は、気持ちが高ぶっていて話をするのは難しいため、まずは落ち着かせるのが先決です。

気持ちが落ち着いたら、「ダメなのは〇〇な理由だよ」と繰り返し伝えるのが大切になりますよ。

「してほしい行動」を言葉で伝えよう

「脅し言葉」はその場では効果があっても、長期的に見ると効果が薄くなることは、実感しているのではないでしょうか。

それは、子どもが「どうしてダメなのか?」の理由や背景までは理解できないからなのですね。

「走らないで!」よりも「歩こうね」

「触らない!」よりも「見るだけだよ」

こんな風に、「〇〇がいいね」と、してほしい行動を言ってあげるほうが、子どもが理解して行動しやすいのです。

ぜひ、子どもに伝わりやすい言葉かけで、親のイライラ時間を減らしていきましょうね。

著者:ママリ編集部

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