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「絶対、両思いなのに」頑なに告白してくれない彼。後に衝撃の理由がわかって

  • 2023.9.16

早く結婚したかった25歳のころ。ゴルフスクールで出会った彼は一緒にいると楽しかったのですが、どこか違和感が。「この人に深入りしてはダメ」と心のアラームが警鐘を鳴らしていて……。

ゴルフスクールでの出会い

彼との出会いはゴルフスクールでした。当時、私は彼氏のいない25歳。淡々と仕事をこなす日々につまらなさを感じ、運動と新たな出会いに期待して週1回のゴルフスクールに入会しました。

そこで出会ったのは10歳年上で35歳の彼。第一印象は「話しやすく、カッコいい人」で、彼はなんでも知っている大人の魅力と余裕を持っていました。

そして、2人で遊びに行くのにそう時間はかかりませんでした。彼はとてもフレンドリーで、営業職なだけあってコミュニケーション能力が高く、一緒にいるととても楽しかったのです。

なぜ「付き合おう」と言ってくれないの?

ところが、何度か一緒に過ごすうちに違和感を覚えるようになりました。

お互いに惹かれ合っているのは確かだったのですが、彼は年齢差が10歳あることをとても気にして「付き合うとしたらあなたの親に申し訳ない」「もっと年が近くていい人がいると思う」などと言うのです。私が「歳の差は関係ないよ」といくら言ってもなかなか「付き合おう」とは言ってくれませんでした。

それなのに体の関係を求めてくるため、矛盾と違和感を覚えたのです。私はわりと古臭い考えで、付き合ってない人と体の関係になりたくありません。何回も誘いを拒む私に、彼は少しイライラしたように「プラトニックな関係は無理だよ」とひと言。

その言葉に、彼は一緒にいると楽しいけれど、信用はできない人だと私は思いました。この発言以降、彼に深入りするのは危険だと距離を置くようになったのです。

違和感の正体

それからも彼とはゴルフスクールで顔を合わせていましたが、2人きりで遊ぶことはなくなりました。そしてその後ほどなくして、彼は別居中の妻がいる既婚者だと判明したのです。

自分が既婚者であることを私にバレたくなかったから、付き合おうとはっきり言わずにうやむやにしていたようです。「違和感の正体はこれだったんだ!」と妙に納得したのを覚えています。

なかなか付き合おうと言わないわりに体の関係を求めてくる彼。私が抱いた違和感は大当たりでした。一緒にいると楽しくても、違和感に目をつぶらずに距離を置いて本当に良かったです。もしかしたら不倫の片棒を担がされていたかもしれない、と思うと今でもゾッとします。

著者/有吉 こう
イラスト/マメ美

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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