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【思考をキレイにする旅の仕方(384)】夢と記憶が入りまじる旅

  • 2023.9.16

嫌な夢を見ました。

寝る前にホドロフスキー監督の映画「リアリティのダンス」を拝見したからでしょうか。

自分自身が全裸で公衆の面前に立っていたのです。

おそらくホテルのエレベーターかと。

「私は空気になった」とつぶやきながら、飲食ができるライブハウスの中を裸で歩く映画のワンシーンのようにはいきませんでした。

「恥ずかしいと思わないのか!」

と罵られ、全裸だと気づいた私は夢の中でも恥ずかしかったようです。

その場でしゃがみ込みました。

今もリアルに思い出します。

どうしてホテルだったんだろう。

目覚めた朝、自転車で散走がてら考えていました。

思い浮かんだのは雑誌の編集長をしていた24年ほど前のこと。

私自身、身体が弱いこともあり、徹夜することは、まずありません。

編集関係者と話すと入稿前の徹夜作業は当たり前らしいですが、

私は、どんなに忙しくても編集部の隣の部屋に寝袋を用意していて6時間は寝ていました。

しかし、ある号はトラブル続きで寝ることができず、徹夜になってしまったのです。

結局、頭が朦朧としているので、二度手間になるんですけどね。

しかも当時、私は子どもショーで全国も周っていました。

徹夜して入稿を終えた翌日、富山の幼稚園でショーがあり、最終便だったか最終列車かで富山に向かったのです。

ホテルに到着し、そのままベッドに潜り込みました。

「ショーまで1時間なんですが……」

翌朝、ホテルの部屋の電話で飛び起きます。

爆睡していて目覚ましでは起きられなかったのでしょう。

「すぐ行きます!」

電話を切ると同時にベッドを降りて走り始めます。

寝ぼけていたのでしょう。

部屋の扉を開けて、出たところで、ハッとします。

全裸のまま、危うくオートロックで締め出されるところだったのです。

今、想い出しても冷や汗が出ます。

夢の理由がわかり、スッキリしました。<text:イシコ>

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