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保身に全力の母親…これ以上ここで喋らせてはいけないと悟った|三男が学校で初めて泣いた日

  • 2023.9.15

この漫画は、安田ふくこ(@3kyoudiary)さんの三男のケイ君が、クラスの女子たちのいざこざに巻き込まれ、Sさんに意地悪をしているとS家から誤解されてしまったでき事について描かれます。校長先生が市の支援教育部のエリアマネージャーを招いて開かれた話し合いの場に、なんとSさんの母が長男と娘を連れて現れます。そしてSさんの母の口からは、Sさんの兄が「勝手にやった」という発言をしたのでした。『三男が学校で初めて泣いた』第38話をご覧ください。

S母は、自分を守る主張しかせず、マネージャーは年の功も虚しく「仲良く」しか言えません。このS母を母親に持つS兄は、このカスオな状況を見て、何を感じているかはわかりませんが、S兄の非ばかりをいう母親の姿をこれ以上見せることは、あまりにも不憫です。

この場に、ふくこさんのような判断をできる大人がいなかったのがとても残念ですね。次回で最終話となります。この話にどう決着をつけるのでしょうか。

「子どもの糧になる解決」のために親ができることを考えよう

小学校で同じクラスの女の子に対し、いじわるをしたと決めつけられ、トラブルに巻き込まれたケイくん。話を聞くうちに、相手の子の親・兄までが、ふくこさんの知らないところでケイくんを呼び出して責めていたことが判明します。

世の中に色んな考えを持つ人がいて、同じ年の子を持つ親同士でさえ、子どものトラブルへの対応スタンスが違いますよね。さらに子どもの特性、家庭環境、子ども同士の関係性など多くの要素が混じり合い、スムーズに解決とはいかないことも。

もしわが子がトラブルの当事者になったとき、まずできることは、子どもの話をしっかり聞くこと。そして漫画からわかることは、いきなり相手を責めず、学校に確認を取ることも重要だということです。一方の話だけでは、見えていない背景がありますよね。

子どもを守りたいという親の気持ちが、余計にトラブルを複雑にし、本質を見えにくくするのは残念なことです。一方的な主張をしたり、親の立場を守ったりすることよりも、子どもたちにとって良い解決策を見出す姿勢を持つことが大切ですよね。起きてしまったことは受け止め、その上でわが子も相手の子も成長できるようなサポートをすることが、親ができることなのではないでしょうか。

著者:ume

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