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「あの子たちの親はもう…」都会から疎開した子どもの現実に絶句<親に捨てられたおばあちゃん>

  • 2023.9.14
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2児の母であり、インスタやブログでエッセイマンガを連載しているゆっぺさんが、尊敬する祖母・キヨさんの壮絶な人生をつづったマンガです。養母から「もう学校へは行くなよ。家の畑を耕したほうがよっぽどお国のためになる」と言われたキヨさん。学校の先生からは「学校に来い!」と言われて板挟み状態でした。そんなある日、学校では勤労奉仕として石を山からふもとまで運ぶことに。ある生徒は……。

いっちゃんという生徒は石を運んでいるときにモンペが破れ、他の生徒から笑われてしまいました。恥ずかしさからつい「日本は負けるに決まってる!!」と言ってしまったいっちゃん。言い終わる間もなく先生に平手打ちされ、「この非国民が!」と怒鳴られたのです。軍国主義教育は日々度合いを深めていきました。

また、戦時中はとにかく食べ物がなくて……。

肉を食べられるのは1年に一度

こんにちはゆっぺです。

戦時中は、肉を食べられるのは1年に一度だけでした。

米や野菜も戦地へ送るため、自分たちが食べる米はほんのわずか。

少しでも空腹を満たすため、キヨは土手に生えたよもぎなどを採って食べたそうです。

ある日、東京の子どもたちが疎開しに来ました。

空襲による被害を少なくするため、都会に住む子どもたちは家族と離れ離れになり、集団生活を強いられたのです。

彼らは配給されたものしか食べられないためひもじい思いをしていること、親はすでに死んでいるかもしれないことを姉から聞いたキヨは、その現実にショックを受けました。

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子どもたちだけを疎開させる「学童疎開」は、縁故疎開が原則でしたが、縁故先がない子どもは集団疎開させられたそうです。空襲による被害を少なくするため、足手まといになる者を地方に送り出すのに加え、将来の戦力となる子どもたちを温存するためと言われています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター ゆっぺ

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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