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「そっ…」盗んだメモ帳をゴミ箱に捨てる人物を職員が目撃…!やっとわかった犯人は<学童トラブル>

  • 2023.9.14

赤井さんは夫と娘の3人家族。民間学童保育に通う娘が小学3年生のときのお話です。ある日、学童から帰宅した娘が、泣きだし、大切なメモ帳がぐちゃぐちゃになってしまったと言いました。後日、学童友だちのミノリちゃんから、ホウサクくんとナエコさんというきょうだいがメモ帳を壊すところを目撃したという話を聞いた赤井さん。しかし学童の代表取締役、畑山さんと赤井さんが面談をした結果、ミノリちゃんの証言は証拠として扱えないと言われてしまいます。赤井さんはもう一度娘を交えた面談をお願いしましたが、そこでは一方的に畑山さんが話をするのみ。さらには、解決が難しいこの問題についていつまでも考え続けるのか、それとも畑山さんが娘に新しいメモ帳を買ってあげてそれでおしまいにするのかを娘に選択するよう迫ったのです。

その日の夜、就寝前に畑山さんから投げかけられた選択について娘の気持ちを確認した赤井さん。すると娘は、畑山さんの言う通りにする、つまり、メモ帳を壊した人に名乗り出てもらうという根本的な解決はもういい、と言うのです。しかし、学童に長く勤める米田先生という指導員はまだこのトラブルを終わらせようとはしておらずーー!?

ついに目撃!?トラブル解決の鍵となる出来事

ある日のこと、米田先生から自分が今使用しているロッカーの中の荷物を移動させるよう子どもたちへ指示がありました。

すると、ひとりだけキョロキョロと辺りを見渡す女の子が……。

そして、紙くずのようなものをゴミ箱にそっと捨てようとしたのです。米田先生はその様子を見逃しませんでした。

「ちょっと先生、一緒に話したいな。ナエコちゃん」

そう言ってナエコちゃんの腕を掴んだのです。

その数日後、娘は米田先生に呼び出されました。どうやらあのときナエコちゃんがゴミ箱に捨てようとしていたのは娘のロッカーから勝手に持っていったメモ帳だったよう。

ナエコちゃんは泣きながら娘に謝りました。娘は自分はすごくいやな気持ちになったとナエコちゃんに話します。娘は深刻な顔をしていましたが、正直に謝ってくれたナエコちゃんの気持ちを受け入れたのでした。

その後、米田さんから赤井さんへ連絡が。犯人から直接娘が謝ってもらえたと知り安心した赤井さん。これでトラブル解決になると思ったのですが、米田さんの声は少しにごっていました。

◇ ◇ ◇

娘さんのメモ帳が欲しくなって黙ってとってしまったナエコちゃん。メモ帳を持っていてもうれしくは感じず、後悔もしていた様子。傷ついた娘さんを見て、いけないことをしてしまったと痛感していたのかもしれません。やってしまったことはいけないことですが、娘さんに謝ることができて、そして娘さんにもいいよと言ってもらえてとてもホッとしたのではないでしょうか。娘さんもナエコちゃんのやってしまった行動をただ許すだけでなく、メモ帳をとられてとてもいやな気持ちになったと正直な思いを伝えることができて、よかったですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 赤井ふみ

ベビーカレンダー編集部

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