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映画「ミステリと言う勿れ」公開直前!菅田将暉さんとの〝お茶会インタビュー@広島〟完全レポート【第1弾】

  • 2023.9.12
映画「ミステリと言う勿れ」通称〝広島編〟 大ヒット祈願イベント 菅田将暉さんが映画の舞台・広島へ帰ってきた!
出典:リビング広島Web

会場に登場すると「すごいロケーションですね」と感嘆の声をあげる菅田将暉さん

2022年1月からフジテレビ系列(広島はTSS)で放送された連続ドラマ「ミステリと言う勿れ」。天然パーマがトレードマークの主人公・久能整(くのう・ととのう)を演じたのは菅田将暉さん。整くんの、時に優しく、時に鋭い魔法のようなおしゃべりで、いつの間にか登場人物たちが抱える様々な悩みも、事件の謎までも解かれてしまうという新感覚ミステリーは、一大ブームに。

編集部調べによると、うちの小学生男児も整くんの大ファン、同僚の80代のおじいちゃんも「整くんの特別篇が9月9日にあるらしいから、ビデオ撮ってくれぇや」と電話してくるほど、老若男女に愛されている、大人気ドラマです。

そんなテレビ界にインパクトを与えたドラマが、豪華キャストとともに、9月15日(金)に映画になって帰ってきます。そ・し・て!その舞台は、わが県・広島!!公開を間近に控えた9月7日(木)、菅田将暉さんが広島を訪れ、地元メディアに向けて囲み取材を行いました。

まるでお茶会のよう!? おりづるタワー12階で〝お茶会インタビュー〟

今回、記者会見が行われたのは、原爆ドームの東隣にあり、平和記念公園を見下ろすことができる観光名所「おりづるタワー」。広々としたステージではなく、12階「おりづる広場」の一角に設けられた、ガラス張りのこじんまりとした空間。 地元メディアが階段状になった地べたに座り、ひざを突き合わせて菅田さんを囲むという、アットホームな記者会見。この距離感は、まさに今回の映画のテーマでもある〝親族・ファミリー感〟のあるあたたかい雰囲気でした。

出典:リビング広島Web

菅田将暉さんとの距離感が近く、終始和やかムード。ステップに座っていた記者たちに「あまり直座りってないですよね(笑)お茶会みたいですね(笑)」とお茶目に話す場面も ※写真は、記者会見後の撮影時の様子

広島の印象、やりたいことは? 修学旅行とはまた違う、大人の視点で再訪したい

― 印象に残っている広島のシーンは?

菅田さん(以下、敬称略) まさにここから見える、平和記念公園の景色や電車に乗っているシーンなど、漫画で描かれていた以上の本物の景色の中で撮影ができたこと。 そして予想外に大雪が降ったので、この映画でしか見れないレアな景色も映っています。ドラマのときはコロナ真っ只中で密室劇がメインだったので、今回、映画ならではの大スクリーンで映し出す、美しい情景を広島で撮れてすごく良かったです。

― 映画は、東京で見逃がしてしまった美術展を見るために広島に来るというストーリー。広島でやりたいことや食べたいものは?

菅田 ときどき広島にロケで来させてもらっていますが、プライベートでちゃんと来たいですね。中学校のときの修学旅行で社会見学の一貫で来ましたけど、当時は「はだしのゲン」を読みたてで、衝撃を受けました。大人になってから来ると、また見え方も感じるものも違うので、プライベートでまたゆっくり来たいです。 食べたいものは、うどんの入ったお好み焼き。そばのイメージだったんですけど、うどんのがあっておいしかったんで、あれをもう1回食べたいです。

出典:リビング広島Web

【映画のワンシーン】平和記念公園の川沿いを歩く整くん

テレビ枠に収まらない通称〝広島編〟のスケール感 お気に入りの広島弁も

― 通称〝広島編〟は原作ファンの間でも、人気の高いエピソード。実際に広島ロケの話を聞いたときはいかがでしたか。

菅田 ちょうどオファーをもらったのが、原作漫画では広島編が終わったぐらいのタイミングで。この話をやりたくてミステリの話を受けたみたいなところもあってので、うれしかったですね。ただ、広島編だけで6時間ぐらいかかるので、どうします?という話にはなりましたけど。ミステリの話の中でも、一番規模感が大きくて、話の深さや根の深さがあって日本的。ファンタジーではあるんだけど、ファンタジーじゃないような、怖さみたいなものが結構好きですね。

― 実際の映画の中で、強烈な広島弁が飛び出すのが印象的。お気に入りの広島弁はありますか。

菅田 平和記念公園でロケをしたときに、ドラマのときにはいなかった広島出身の助監督さんがいて、地元の人やエキストラの人と話す時にめちゃくちゃ「じゃけえ」って言ってるのを聞いて、やっぱそうなんだと思いました(笑)。キャスト陣は、みんな「じゃけえ」とか広島弁の練習していましたけど。あれはあっているんですかね。

― あってます!広島県民だとよく使いますが、怖い印象はなかったですか。

怖い印象はなかったですね。これで間違っていたら、みんなの信じてきたものが(大笑)。ほんと、あっててよかったです。

整くんの謎に迫る、重要なエピソード!?

― 原作ファンもドラマファンも、みんな密かに思っているのが、整くんは広島とゆかりがあるのではないか、ということ。今回の映画でも、そのことを投げかけられて、整くんがじっと考えるシーンが印象的。菅田さんはどんな風にイメージしながらお芝居をされましたか。

菅田 ぼくも同じ気持ちというか、漫画がそうなんですよね。お好み焼きのヘラを使い慣れていたりとか、ルーツが広島なの?みたいなシーンがあって。でも、田村先生がうまいなと思うのが、広島だけじゃないんですよ。そういう臭わせが、点々と各地に足跡があって。 これは僕の予想ですけど、一番最初の話は整くんが容疑者として疑われる役で、その次が広島編なので、割と一番言いたいことはこの話にあるのかなと思うと、ここがルーツなのかなとか。広島駅に着いて、何も案内を見ずに美術館や平和記念公園に来るのは、なかなか土地勘がないと難しいんじゃないかと、僕も思ってますけどね。

出典:リビング広島Web

【映画のワンシーン】汐路(原菜乃華)に出会い、遺産相続事件に巻き込まれていく

「僕は常々思っているんですが…」の名言たち 菅田さんが好きな〝常々論〟は?

― 「僕は常々思うんですが、」という言葉に続けて、ハッと価値観を揺るがす意見を論じるのも本作の見どころの一つ。今回の映画やこれまでのドラマの中で、菅田さん自身もハッとした整くんの〝常々論〟ってありますか。

菅田 いっぱいありますね。最初にオファーもらったときに読んだ1話の「子どもの目線で僕は言ってるんです」という言葉。「親の気持ちは、お前には分からないだろ」と言われて、「子どもだったことはあるんで、子どもの気持ちは分かります」というのは、グサーッときましたね。 この映画の中だと、「子どもの心は渇く前のセメントのようなもの」という話は一番好きかもしれないですね。実世界でも、本当にそうだなと思うので。

― ちょっと、すみません。緊張して話が飛んでしまいました…(汗)

菅田 楽しいお茶会なんで、全然大丈夫ですよ(笑)

出典:リビング広島Web

【映画のワンシーン】登場人物たちの抱える様々な悩みを解かす、整くんの〝常々論〟に注目

いよいよ9月15日(金)公開! 映画「ミステリと言う勿れ」 ストーリーをおさらい

天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整(菅田将暉)は、美術展のために広島を訪れていた。そこで、犬堂我路(永山瑛太)の知り合いだという一人の女子高生・狩集汐路(原菜乃華)と出会う。「バイトしませんか。お金と命がかかっている。マジです。」そう言って汐路は、とあるバイトを整に持ちかける。それは、狩集家の莫大な遺産相続を巡るものだった。当主の孫にあたる、汐路、狩集理紀之助(町田啓太)、波々壁新音(萩原利久)、赤峰ゆら(柴咲コウ)の4人の相続候補者たちと狩集家の顧問弁護士の孫・車坂朝晴(松下洸平)は、遺言書に書かれた「それぞれの蔵においてあるべきものをあるべき所へ過不足なくせよ」というお題に従い、遺産を手にすべく、謎を解いていく。ただし先祖代々続く、この遺産相続はいわくつきで、その度に死人が出ている。汐路の父親も8年前に、他の候補者たちと自動車事故で死亡していたのだった… 次第に紐解かれていく遺産相続に隠された<真実>。 そしてそこには世代を超えて受け継がれる一族の<闇と秘密>があった―――。

出典:リビング広島Web
出典:リビング広島Web

【タイトル】「ミステリと言う勿れ」 【公開日】2023年9月15日(金) 【キャスト】菅田将暉 松下洸平 町田啓太 原菜乃華 萩原利久 鈴木保奈美 滝藤賢一 でんでん 野間口徹 松坂慶子 松嶋菜々子 伊藤沙莉 尾上松也 筒井道隆 永山瑛太 角野卓造 段田安則 柴咲コウ Ⓒ田村由美/小学館 Ⓒ2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社

取材・文:広島リビング新聞社・編集部

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