聴力検査中の6歳息子「ボタンを押してないぞ…」母が気づかなかった片耳難聴

このお話は忍者ママ(@mother_ninja_)さんの長男の難聴について描いたものです。次男の中耳炎の治療のため訪れていた耳鼻科で6歳になる長男から「両耳の検査なんて時間の無駄じゃない？」と言われた忍者ママさん。「だって右耳って聞こえないでしょ？」と当たり前のように言われてしまいます。意味がわからずパニックになる忍者ママさんは急いで長男の検査もお願いするのですが…。忍者ママさんによる『長男の難聴に気づけなかった話』どうぞご覧ください。

長男の何気ない言葉に耳を疑った

次男の治療の付き添いで耳鼻科に来ていた忍者ママさんと長男。聴力検査をする様子を見ていた当時6歳の長男が「時間の無駄じゃない？右耳って何も聞こえないでしょ？」と当たり前のように話します。思わず「は？」と言い、目を見開いた忍者ママさん。

長男は右耳が聞こえないことが普通のような口ぶりですが、一体どういうことなのでしょう。

「意味がわからないんだけど」思わずパニックに

「右耳が聞こえたことがない」と言う長男にパニックになりながらも、いたずらなのではと疑ってしまった忍者ママさん。これまで聴力検査を受けたこともあったはずですし、まさか…という気持ちが捨てきれないですよね。でも、長男の様子を見るとうそをついているわけではなさそう…。だとすると本当に右耳が聞こえないままこれまで生活していたということなのでしょうか。

無理を言って長男の聴力検査をしてもうことにして、忍者ママさんはそばでその様子を見守ることに。ボタンを押す気配のない長男を見て、長男の言葉がうそではないのかもと忍者ママさんも焦っている様子ですね。

紹介状を持って大学病院へ

医師から右耳は全く聞こえていないことを告げられ、驚いた様子の忍者ママさん。一方で長男は「ほらね」と言い対照的です。大学病院での検査では、右耳はまったく音を感じていないことがわかりました。

長男の何気ない言葉から、右耳が全く聞こえないことがわかった忍者ママさん。その後は学校と連携するなどの対応をした上で、長男の成長を見守っています。長男も自分の状況を悲観せず、ポジティブにとらえて音楽なども楽しんでいるとのこと。

子どもの障害は目に見えるものだけではなく、成長してきてからわかることもあるのだと知ることができるエピソードでした。

著者：こびと