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腸を元気にするための食事法とは?

  • 2023.9.11

皆さん、こんにちは。桐村里紗です。健康のための食事法にはたくさんの学説があり、いったい何を信じれば分からない!という方も多いですよね。

「1日3食、きちんと食べましょう」「16時間は断食するのが正解」「少量で頻回にちょこちょこ食べるのがいい」

新しい方法が以前の学説と真逆のことを言い始めることも珍しくないので、振り回されてしまいますね。

まずお伝えしたいのは、自分の心と身体の声をしっかり聴くということ。どんな方法であれ、それを実践することで自分がエネルギーにあふれて、元気になれるかどうかが大事です。食事は心身の状態に直結しますから、合わない場合はイライラしたりソワソワしたり、身体が電池切れして動かなくなったり。憧れの誰かがすすめている方法でも、それを自分で試した時にネガティブな反応が起きるなら、継続はNGです。自分に合う方法を見つけるには、普段から自分の心と身体の声を無視せずにちゃんと対話する習慣が大事です。

photo: shutterstock

そして、もうひとつ大切にしてほしいのが、腸内細菌の声。人の健康にとって土台となるのが、腸内細菌の集合体がつくる腸内環境です。腸内環境の良し悪し、つまり、腸内細菌のごきげんを伺うのは、けっこう簡単です。毎日のお通じを観察すればよいのです。

食べ物は私たちの栄養になるだけでなく、腸内細菌のエサになります。腸内環境を良くする有用菌が増えるか、腸内環境を悪化させる悪玉菌が増えるかは、エサの与え方によります。

観察するポイントは、色、臭い、形。良い腸内環境であれば、色は明るく黄土色、無臭です。有用菌が発生させるのは美容にも重要な水素や二酸化炭素なので、ガスも臭いません。形は、空気と水を適度に含むので、つるんと出るバナナうんちに。逆に腸内環境が悪い時には、色は黒に近いこげ茶に、そして悪臭がします。悪玉菌は、硫化水素やアンモニアなどのツンとした臭いの原因になる毒を発生させるので、細胞を痛める原因になります。便の状態もべちゃべちゃ、もしくはカチカチに。

腸内の有用菌が喜んで食べるのは、食物繊維です。野菜や豆、ナッツ、キノコ、海藻、雑穀、芋など、いろいろな種類の植物性の食品を組み合わせて食べること。モリモリのベジを中心に、適度な動物性食品を加えることです。過剰な肉や乳製品は、腸内環境を悪化させる原因になりますから、毎日、腸内細菌のごきげんを伺いながら食事内容を調整してみてください。

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さて、それを踏まえて、気になるのは食事の回数や頻度。少量頻回が良いのか、それとも断食時間が長いほうが良いのか?次回は、食事のタイミングについてお話ししましょう。

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