「夫よ、正気か？！」【珍しく子供のお弁当を作ってくれた夫】しかし、肝心の息子は悲しそう。なぜ？！

幼稚園児のお弁当作りって、毎日だし本当に大変……。キャラ弁なんてお願いされた日は、たまりませんよね。そんなお弁当作りを夫に頼んだ結果、仰天の展開だったという筆者の友人Aさんのエピソードをご紹介します。

「もう7時半！？あと30分で出発しなきゃなのにー！」

この日、私は大寝坊。急いで息子に朝ご飯を食べさせ、登園の準備をするものの、お弁当作りだけは間に合いそうにありませんでした。

「俺が弁当詰めて、園に送ってくるよ」

なんと優しい夫よ……。

私はパートまで時間がなかったので、出社まで余裕のある夫にお弁当作りを託し、息子を園に送ってもらうことにしました。

「朝、焦ったけど、夫が手助けしてくれて良かったー」

朝の出来事を振り返りながら、パート帰りに息子を園に迎えに行きました。すると担任の先生が、少し怪訝そうな顔で私に近づいてきました。

「今日はめずらしくお弁当を残してしまいました」

「まぁ、そういう日もあるよね」と思った私でしたが、その直後、息子にこう言われて絶句してしまいました。

「今日はご飯に梅干しだけだった……」

嘘でしょ……。

先生の話によると、息子はお弁当を開けた途端、「こんなの嫌だー！」と大泣き。そしてクラスのみんなも、不思議そうに日の丸弁当を眺めていたとのことでした。

まさかの日の丸弁当を幼稚園児に作った夫。

確かに時間がなかったし、そもそも私が寝坊したのが一番悪いのは分かってます。でも、せめてウインナーと冷凍ブロッコリーくらいは入れてほしかったと思ってしまいました……。

そんな夫はというと、帰ってくると嬉しそうにこう言いました。

「やっぱり男は日の丸弁当が最高だろ！」

いや、男って言ってもまだ幼稚園児だし、いつの時代の話やねん！

もちろん、せっかくお弁当を作ってくれた夫に、私は何も文句は言えませんでした。ただ、この日を機に、何があっても息子のお弁当作りは私がしようと強く思ったのでした。

ltnライター：はぴまる