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家に「アルモンデ」シェフの味! ありあわせの材料で本格派料理を

  • 2023.9.10

2023年9月5日、Gakken MOOK『ビストロ・アルモンデ!』(Gakken)が発売された。

本書は、フレンチレストラン「シェ松尾」元オーナーシェフの松尾幸造さん、イタリア料理店「リストランテ アクアパッツァ」オーナーシェフの日高良実さん、人気料理家の上島亜紀さんの3人による、「アルモンデ」をコンセプトとしたレシピ集。

「アルモンデ」とは、レシピどおりに作るために必要な食材を新たに買ってくるのではなく、家に「あるもので(アルモンデ)」工夫しながら料理を楽しむレシピのこと。食費の節約はもちろん、賢く買い物・賢く保存・賢く調理することで、フードロス対策にもつながると、物価高騰の近年注目を集めている。

本書では、シェフや料理家が、家にあるもので気軽に作れて、本格派のお店のような味を楽しめるレシピを提案。使う食材は、「冷蔵庫の残り野菜」「冷凍しておいた特売肉や切り身の魚」「缶詰」「乾物」「加工肉(ハム・ベーコン・ソーセージ)」「練り物(ちくわ・はんぺん・かまぼこ)」など、比較的安価で常備しやすいものばかり。なのに、ちょっとした調理のコツや、食材の組み合わせの工夫で、絶品に仕上がるレシピが紹介されている。

また、自分の家にあるもので自由に作れるよう、追加トッピング例やアレンジ例もあわせて掲載。驚きのあるレシピが目白押しとなっている。

PART 1では、松尾さんに「家にアルモンデ! フレンチフルコース」を教わる。調味料やハーブなどを常備して、本書を参考にすれば、ふだん家にあるような食材を使ってシンプルな工程で、お店並みの料理を作ることができる。

PART 2では、日高さんが「家にアルモンデ! 絶品イタリアン」を伝授。ベーコンやソーセージなどの肉加工品、オイルサーディンやツナ缶などの缶詰、残った野菜など、おうちにあるものを組み合わせて作れる20品の本格的なパスタ料理とリゾットの作り方が紹介されている。

PART 3は、上島さんの「家にアルモンデ! おうちバル」。もう一品ほしいときにレンチンや混ぜるだけの簡単調理で作れる、おうちバル風のサラダやおつまみなどのレシピをチェックできる。

■松尾幸造さんプロフィール
まつお・こうぞう/1948年生まれ。1960年代に日本国内の有名ホテル、レストランに勤務後、スイスのホテル学校に留学。ヨーロッパのホテル、レストランで経験を積み、帰国。1980年、東京・渋谷区松濤に一軒家レストラン「シェ松尾」を開店し、オーナーシェフとして活躍。2000年、日本文化振興会の社会文化功労賞受賞。2007年、NPO日本抗加齢食普及協会理事長に就任。2019年、「シェ松尾」の会長を引退。2021年よりYouTubeで「Grand Chef MATSUO 松尾幸造」を始める。著書に『シェ松尾元オーナーシェフのお料理教室』(KADOKAWA)などがある。

■日高良実さんプロフィール
ひだか・よしみ/東京・南青山「リストランテ アクアパッツァ」オーナーシェフ。1986年にイタリアに渡る。ミラノやフィレンツェのミシュラン名店で働き、当時のトップシェフの薫陶を受けた後、イタリア郷土の味を極めるべく北から南まで14軒で修業。帰国後、日本のイタリア料理界を牽引するシェフとして活躍し、魚介や野菜など日本の素材の持ち味を生かしたイタリア料理を提唱。2020年、コロナ禍による新たな生活様式のなかで、料理の動画発信の可能性に目覚め、YouTubeで「日高良実のACQUAPAZZAチャンネル」をスタート。著書に『教えて日高シェフ!最強イタリアンの教科書』(世界文化社)などがある。

■上島亜紀さんプロフィール
かみしま・あき/料理家・フードコーディネーター&スタイリストとして女性誌などを中心に活躍。企業のレシピ監修、提案も行う。パン講師、食育アドバイザー、ジュニア・アスリートフードマイスターの資格を取得。簡単に作れる日々の家庭料理を大切にしながら、主宰する料理教室「A's Table」では、楽しくて美しいおもてなし料理を提案。著書に『女性に不足しがちな栄養がしっかりとれる 最強の献立レシピBOOK』(朝日新聞出版)、『毎日食べたい はじめての米粉レシピ おかずとパンとお菓子』『まとめ買い&使い切り! ラクうまレシピ350』(共にナツメ社)などがある。

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