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帰国するなり、兄妹仲良く台所でご飯を作り始めた⁉ その理由は…【日登美のタベコト in Berlin・55】

  • 2023.9.11
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ベルリン在住で6人の子どものお母さん。モデルとして活躍する傍ら「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトに、オンライン講座とウェブサイトを主宰している日登美さんによる、「食」からはじまるエッセイです。

夏休みの思い出

約1か月の夏休み久々の日本一時帰国から帰ってまいりました。いやはや、日本は美味しかった。

何を食べても美味しかったのだけど、なにより普段野菜を食べない子どもも食べちゃうほど野菜が美味しくて感動しました。やっぱりその土地で穫れたものって格別ですね。日本は野菜の種類も豊富だし、特に田舎の八百屋さんは最高に楽しかったです。

びっくりするほど子どもが野菜を食べる食べる! 特にカボチャが最高だった様です。
日本の友人宅でいただいたおやつ。シンプルなのに全てが最高に美味しかった! 感激!
母の手料理にご馳走のありがたさよ。

そんなパラダイス日本を後にして、ベルリンに到着した我が子たち。夢のような美味しい毎日のあとに何をしたかというと、なんと意外にもみんな台所に立って料理をし始めたのです。

お兄ちゃんたちは自分のご飯を作るし、小さい子たちも自分でチャーハンを作ると張り切る始末。なんなら夫は手作りピザを作ろう!なんて言いだして。みんなそれぞれの得意料理をいそいそと作っておりました。

兄妹仲良く台所でご飯を作るの図。微笑ましさ満載。

普段の暮らしになれてしまうと「いつものこと」がつまらなくなってしまうのだけれど、旅にでたり外の空気を吸ってみると、この「いつものこと」が恋しくなってくる。

自分で作って食べるってたしかに骨の折れることなんだけど、日頃から難しいことなんかしなくていいから、シンプルなものを作って食べてりゃいいんです。無理しちゃいけないんです。人と比べたりしないでいいんです。ゴーイングマイウェイでとにかく楽にできることを台所から紡いでみる。

つまんないかもしれないけど、そういうものがいつかやっぱこれだね、という安心感に変わっていくのかもしれないな、と思うのです。

ベルリンに帰るやいなやピザ生地を捏ねる夫。あんたも好きねぇ……。
ただいまベルリン我が家。家の中で台所が一番ホッとするね。
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