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「最高に幸せな時間だった」戦争激化前の兄との思い出を作文に<親に捨てられたおばあちゃん>

  • 2023.9.9

2児の母であり、インスタやブログでエッセイマンガを連載しているゆっぺさんが、尊敬する祖母・キヨさんの壮絶な人生をつづったマンガです。キヨさんは1時間だけ授業を受けて早退し、家に戻って畑へ向かう生活になりました。毎日早退するキヨを、学校の先生もクラスメートも冷たい目で見るように。学校から出された宿題のこともわからず、クラスメートから「お勉強より子守りのほうが大事」と言われることもありました。そこで……。

宿題を寝る前にしようと思ったキヨさん。1日の作業を終えた後、へとへとの体で机に向かうものの、養母に「夜に灯りをつけるんじゃない!」と電気を消されてしまいました。敵からの爆撃を避けるため、家の外へ電気の灯りを漏らしてはいけない決まりがあったのです。

一方で、キヨさんが好きな授業もあり……

戦争激化前の最高に幸せだった時間

こんにちはゆっぺです。

1日の中で机に向かう時間はわずかなものでしたが、キヨには好きな授業がありました。

昔から、作文を書くことがとても好きだったのです。

キヨは、戦争が深刻化する前に、兄の自転車の後ろに乗り、町まで買い物に連れて行ってもらったことがありました。

当時、自転車は非常に高価なものだったので注目の的に。

買い物の後は、初めて入る定食屋で天ぷらそばを食べるなど、最高に幸せな時間でした。

キヨは作文にそのときの思い出を書きました。

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家では家事労働をたった1人でさせられ、養母の嫌みやいじめに泣かされる毎日。そんな中で、大好きな兄とおでかけした時間は、キヨさんが年相応の子どもに戻って笑えた数少ない時間だったのでしょう。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター ゆっぺ

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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