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『パワハラ』告発で同僚セレブの『過去発言』に“やっぱりブラック職場”と注目集まる

  • 2023.9.8

人気コメディアンのジミー・ファロンが司会を務める人気トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー』が、ブラック職場だと告発を受けた。本人は番組スタッフに謝罪したと報じられている。(フロントロウ編集部)

ジミー・ファンの『ザ・トゥナイト・ショー』でパワハラやいじめ告発

人気司会者のジミー・ファロンが、複数の元および現スタッフたちから、『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』の制作現場で「有害な」環境を助長したと告発された。

画像: ジミー・ファロン
ジミー・ファロン

米Rolling Stoneに掲載された告発記事には、現スタッフと元スタッフ合わせた16名からの告発として、ジミーの「常軌を逸した行動」のせいで、『トゥナイト・ショー』の制作現場は何年も有害な職場だった旨が書かれていた。この告発によると、ジミーは「感情がドッとあふれ出す」ことが多く、とくにプレッシャーがかかるとスタッフに暴言を吐くことがあったという。さらに、番組のシニアスタッフから部下に対するイジメやパワハラもあったそうで、あまりにブラックな労働環境だったため、限界に達したスタッフが駆け込む「泣き部屋」まであったとのこと。

同紙では16名の告発者のほか、現在・過去合わせて80名の番組スタッフに連絡を取ってみたが、ジミーを擁護する人はひとりもいなかったという。

ジミー・ファロンがスタッフに謝罪「本当に申し訳ない」

この告発を受け、ジミーとショーランナーのクリス・ミラーはスタッフとオンライン会議の場を設けたという。

同紙によると、その会議でジミーは「番組でそのような雰囲気を作り出すつもりはなかった」と釈明したうえで、「すごく恥ずかしいことだし、本当に申し訳なく思っている」「あなたたちや、あなたたちの家族や友達に恥ずかしい思いをさせてしまっていたら本当に申し訳ない」「あまりに申し訳なさすぎて、これ以上何も言えません」と謝罪したそう。

ジミーは、「この番組は楽しいものであってほしい。みんなにインクルーシブな番組であるべきだし、楽しく、最高の人々による最高の番組であるべきだ」とも語ったそうで、スタッフたちもこれらの言葉をかなり真剣なものだと感じたという。

ジミーはRolling Stone紙の取材には答えなかったそうだが、番組を放送するNBCは次のようにコメントを寄せた。「どの職場でもそうであるように、私たちは従業員から問題を提起されたことがあり、それらは調査され、適切な措置が講じられてきました。それ相応の対応ができるように、私たちの方針と矛盾する行動を経験した、または見たと感じた従業員は、その懸念を報告することをつねに奨励しています」。

ティナ・フェイが明かしたエイミー・ポーラーの一件が話題に

ジミー・ファロンの“まわりに当たり散らす”という問題が明るみになったあと、大物コメディアンの登竜門的バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ(以下SNL)』で2000年代にジミーと共演していた人気コメディアンのティナ・フェイが自伝『Bossypants』で明かしたエピソードが注目を浴びている。

映画『ミーン・ガールズ』の制作やゴールデン・グローブ賞の司会などを務めてきたティナは、コメディアンのエイミー・ポーラーが『SNL』の新人キャストとして参加した当時のエピソードを自伝の中で明かした。

画像: ティナ・フェイ(左)とエイミー・ポーラー(右)
ティナ・フェイ(左)とエイミー・ポーラー(右)

ティナやエイミーらコメディアンたちはライターズルームで雑談していたそうで、その時、エイミーがコメディアンのセス・マイヤーズを相手にすごく下品なジョークを飛ばしたのだという。すると突然、その場にいたジミーが「やめろ! そんなのかわいくない! 僕はそういうのは好きじゃない」と怒鳴ったのだそう。エイミーがビビることなく「あなたがこれが好きかどうかなんてクソどうでもいい」と言い放つと、ジミーはびっくりしていたと明かしたティナ。

ティナはこれをエイミーの素晴らしさを伝えるエピソードとして明かしたわけだが、今回のブラック職場告発のあと、ファンの間ではジミーのかんしゃくを証明するエピソードとして再注目されている。

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