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義母「あなたも耐えて…」夫も親族も不倫に走っていた「同居妻の悲劇」【前編】

  • 2023.9.8

結婚したのち、相手の家族と一緒に暮らす選択をする人もいるでしょう。李奈さん(仮名・31歳)も、かつて結婚後に相手家族と同居した経験があるそう。同居によって義実家の異常さを知り、ある悲劇に見舞われたと言います。当時の状況を詳しく伺いました。

実家が裕福な彼と結婚

「夫の春幸(仮名)とは、独身時代に友人が開いた飲み会で知り合い、交際を始めました。彼の父親は数店舗の飲食店を経営する会社の社長。いずれは自分がそれを引き継ぐと言っており、いわゆるお金持ちのボンボンでした。
付き合ってからはトントン拍子に進み、結婚に向けて準備を進めることに。ある日、結婚後の住まいについて話していたときのこと。マンションを買うという選択肢もありましたが、“よかったら実家で暮らさないか”と夫が提案してきたんです」

同居を決意した理由

「結婚前、初めて夫の実家を訪問した際に、義父母が出迎えてくれました。義父は、経営者らしく頭が切れる印象で、穏やかで紳士的な人でした。義母も柔和でとても優しく、一方で芯が通っているような印象を受けました。
最初は一緒に住むことに若干抵抗はあったものの、義両親に対して悪い印象がまったくなかったですし、住宅ローンの心配がないことにもメリットを感じたので、私は同居の提案を受け入れることにしたんです。
義実家の近所には夫の弟夫妻も住んでいました。私は義弟の妻の彩芽さん(仮名)とも親しくしていたので、彩芽さんが近くにいると思うと心強かったですね」

義妹からの告白

「彩芽さんは可愛らしい女性で、姉妹のように仲良くなりました。義実家に引っ越してきてからしばらく後、二人でランチに出かけたとき、彩芽さんからある相談を受けたんです。
彼女は、“夫が不倫している”と言いました。既に事実は確認済みで、義弟も不倫を認めているとのこと。私はとても腹が立ち、“お義母さんに相談しよう”と持ちかけました。義母から注意してもらうことを提案したのです。
そして、彩芽さんと一緒に義母のもとへ向かい、事情を話しました。すると義母は、“そのくらいで動揺していちゃダメよ”と、諭すように言いました。
そして義母は“私も経験済みだから”、と。ようするに、義父も不倫をしていたというわけです。
挙句の果てに、“この一族は女性問題を起こしやすい”“だからあなたたちも耐えなさい”と、彩芽さんだけでなく私まで義母から注意を受けたのです」

不倫を“当たり前”だと思っている一家

「夜に夫が帰ってきて、その日にあったことを伝えました。おかしくない? と尋ねると、“そうかな”と意に介していない様子で、“まぁ不倫なんて皆してるんじゃない?”と言ったのです。
私は唖然としました。そこで、“もしかして…?”と恐る恐る尋ねると、夫は“したことないって言ったら噓になるかな”と答えたんです。
さらに問い詰めると、“少し前までしていたけど、今はしていない”と、不倫の事実をあっさりと認めました。
そのときにハッキリと、この一家はおかしいのだと気付きました。不倫する男性陣に、それを受け入れるよう促す義母。義実家の異常さに気付いた途端、結婚は失敗だったのかもしれない…と思いましたね」

“義両親と同居したあとに夫の不倫が発覚した妻の告白”をご紹介しました。
男性が不倫をすることは仕方ないという、歪んだ考えがまかり通った家族。結婚する際は、相手だけでなく、相手の家族についても慎重に見極めなくてはいけないようです。
©arc image gallery/Adobe Stock ©maru54/Adobe Stock

文・塚田牧夫

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