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自分で壊しても対象になる?「引越し」前に知っておきたい火災保険

  • 2023.9.9

9月ごろは3~4月に次いで引越しが多い時期ですが、家財の補償がある火災保険に入っていると、自分で壊してしまった場合でも対象になります。

■保険に入っている?入っていない?道中で壊れたらどうなる?

火災保険は入居の際に、不動産会社の紹介を通じて加入することが多いですが、そのなかで「家財保険」に加入しているかどうかは契約内容の確認が必要です。

既に入っている家財保険がある場合、新しい引越し先でも入り続けられますが、引越し先の条件により保険料が変わる可能性もあるため、保険会社に相談しましょう。

これから引越し先で家財保険に入る場合は、不動産会社との契約時に紹介してもらうか、自分で保険会社を探すことになります。

ちなみに、引越しの道中における家財は、引越し業者が加入している「運送業者貨物賠償責任保険」により補償されるため、自分で手続きすることは特にありません。

■自己負担額は0~5万円程度に

家財を壊してしまった場合の負担額は、契約したプランや壊れた原因の違いなどにより異なりますが、一般的に0~5万円ほどです。壊してしまった家財の「損害の額」から「自己負担額」を差し引いた残りが「損害保険金」という形式で保険会社から補償されます。

なお、ここでいう家財とはテレビや冷蔵庫など、住宅内に収容されている生活用の持ち物のことです。

■保険がおりないのはこんな場合

ただし、壊れた原因や家財の種類によっては、対象外になる場合もあります。

たとえば、壊れた原因が経年劣化などで、自然に壊れてしまった場合は補償対象外です(だからといって故意に壊すことは認められませんが、何らかの人為的な原因が必要です)。

対象にならない(保険がおりない)家財は、スマホやノートパソコンなど外部へ手軽に携帯できるものです。

また、保険の契約後に新たに家財を買って、それも追加で補償の対象にしたい場合は、保険会社に問い合わせましょう。追加の保険料が必要な場合と、かからない場合があります。

■壊してしまったらやるべきこと

家財を壊してしまったら、まず写真を撮りましょう。保険会社に状況を把握してもらうためです。スマホのカメラなどで構いません。

次に保険会社にすぐ連絡します。保険会社がり修理業者が指定されていることがあるので、自分で業者に頼んで修理すると、補償の対象外になってしまうことがあります。

文・三澤智史(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部

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