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貯金もあるのになぜ?お金持ちが「クレカ審査に落ちる」2つのケース

  • 2023.9.8
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お金持ちは、ブラックカードといったグレードの高いクレジットカードを持っていることが多いが、反対にお金持ちなのに審査に落ちるケースも珍しくない。どのようなケースで審査に落ちることがあるのだろうか。

■ケース1 収入が不安定な職業についている

年収が高くて資産があっても、収入に安定性がないと判断されるとカードを作れないことがある。

継続的な収入を見込めないと判断されやすい代表的な例が、芸能人だ。いくら人気があっても、何かのトラブルが原因で急に仕事がなくなる可能性がゼロではないため、審査に通りにくくなる。

たとえば、人気司会者として知られるお笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の上田晋也さんは、カード審査に落ちたことを2022年に放送の番組で明かした。

また、FIRE(経済的に自立しながら早期退職すること)を実現し、投資による利益などで生活している人もカードを作れないことがある。

実際、資産が35億円ありFIREを実現したという男性は、カード審査で落とされたことをX(旧Twitter)でつづった。

■ケース2 これまで現金主義だった

お金持ちであっても、これまで現金主義だった人が初めてカードを申し込むと、審査に落ちることがある。

過去にクレジットカードやローンを使ったことがないと、信用情報機関に利用履歴が一度も記録されない。これを「スーパーホワイト」と呼ぶ。

一方、クレジットカードの延滞・滞納などにより、信用情報機関に事故情報が記録された場合(いわゆる「ブラックリスト」に載った状態)、一定期間が過ぎるとその情報は抹消されてまっさらな状態になる。これを「ホワイト」と呼ぶ。

スーパーホワイトは、まったく悪いことではない。ただ、クレジットカード会社側からはスーパーホワイトとホワイトの区別がつかず、「過去に金融事故を起こした可能性あり」と判断されてしまう。

現金主義の人はあまり多くないかもしれないが、年齢が高くクレジットカードを作ったことがない人などは、滞納・延滞をしていないのに審査に落ちることがある。

■お金持ちが審査落ちを防ぐためにできることは?

お金持ちがカード審査に落ちないようにするためには、審査が緩いとされるカード会社を選ぶとよいだろう。

必ず審査に通るカードはないが、申し込みのときに年収を書く必要がないなど、記入項目が少ないカード会社を選べば、審査に通る確率が上がるかもしれない。

文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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