「モラハラ」で検索、出てきた特徴は夫そのもの…モラ逃げを決意した女性の体験談

皆さんの周りにパートナーのことで悩みを抱えている人はいますか？夫婦の関係はデリケートでときに、話しにくいことがあるかもしれません。もしかしたら、深刻な悩みを抱えている可能性もありますよね。モラハラやDVなど、家庭内で起きる問題は第三者から気が付かないこともあるでしょう。今回はある女性が経験したことを基に描いた作品を紹介します。もしも、悩みを抱えている人に出会ったら、皆さんはどうしますか？『モラハラ夫から逃げてきた』をご紹介します。どうぞご覧ください。※漫画の中に暴力・モラハラに関する表現があります。苦手な方はご注意ください

素敵な夫に巡り合えたと思っていたのに…

このお話はある女性が経験したことを基に描いたエピソードです。主人公は子どものころ、アルコール依存症の父親がいる機能不全家族で育ちました。自立したい一心で始めたアルバイトで一人の男性と出会います。

のちの夫となるその人は心配症で少し執着心が強い人。しかし、そんなところも主人公にとっては愛を感じる瞬間でもありました。結婚し、このまま幸せな生活が続くと思っていたのですが…？

趣味も何もかもを否定され、恐怖に支配される日々

夫はいつのころか、主人公に対して繰り返し暴言を吐くようになります。悪いのはすべて自分だと、刷り込まれた主人公はどんどん自己肯定感をすり減らしていきます。息抜きすら否定され、たびたび起こる過呼吸にも寄り添う姿を見せない夫。子どもたちが必死に主人公を守る姿は見ているだけで苦しいです。

モラハラは暴言や暴力で相手の人格を踏みにじる行為です。決して許される行為ではありません。本来対等なはずの夫婦関係。主人公夫妻はとても対等には見えません。

今回は夫のしていることが間違っていると気が付くことができた主人公でしたが、精神的に支配をされるとその状況すら異常だと気が付けない方もいるといいます。

新生活が始まる。きっと幸せになれると確信した

長い間夫からのモラハラ、DVに耐えた主人公ですが、友人や実母の力を借りてようやく家を出る決心をします。新居では、めずらしい白いヤモリが主人公たちの幸せを肯定するかのように姿を現しました。

今回、この体験を語った女性は自分のような苦しい日々を過ごす人が減ってほしいという強い思いがあります。もし、同じような経験をしている人がいるのであれば、この作品が救いの一つになってもらえたらと思います。どうか一人で悩まずに…。あなたの味方はたくさんいます。

原案：はぴはろ

イラスト：西谷まみ

著者：ゆずプー