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新生児仮死だった息子が退院…助産師がくれた「一生モノのプレゼント」

  • 2023.9.7

皆さんは最後に母子手帳を開いたのはいつですか?母子手帳はわが子がおなかにいたころから現在までの成長の記録ですよね。わが子が生まれて、幸せだった
こと、つらかったこと、さまざまな記憶が蘇る人がいるかもしれません。しかし星田つまみ(@hoshi.da)さんは、その母子手帳を開くたびにいつも胸が痛くなるそうです。今回は出産がいかに奇跡的なものかを教えてくれる『産声を聞かせて』をご紹介します。どうぞご覧ください。

母子手帳を見る度に思い出す当時の恐怖

このお話は星田つまみさんが実際に経験したことを基に描かれたエピソードです。現在二児の母である星田つまみさん。今回は長男にいくんが生まれたときのことが描かれています。

元気に成長しているにいくんですが、母子手帳には新生児仮死という言葉があります。命がけで出産した星田つまみさんでしたが、わが子の産声を聞くことができなかったのです…。

胎盤剥離は誰にでも起きること。自分を責めないで…

胎盤早期剥離とは、出産においてとても危険な状態です。しかし、発症を防ぐことは現代の医学をもっても難しいとされています。そして、誰にでも起こりうるもの。

新生児仮死として生まれたにいくん。もし、わが子も同じような症状で生まれてきたとしたら、きっと自分を責める人がいるかもしれません。星田つまみさんも、自分のつらさを口にしてはいけないと懸命に我慢をしていました。

しかし、胎盤早期剥離は母体のせいではありません。自分を責めなくてよいのです。異常分娩は不安や痛みもあるでしょう。それらを我慢する必要はないのです。10か月以上おなかの中で大切に守り抜き、命をかけて出産をしたのです。自分を労わってほしいですよね。

元気な泣き声は、実は奇跡のかたまり

出産直後に、わが子の産声を聞くことができなかった星田つまみさん。しかし、星田つまみさんの元には元気に泣くわが子のメモリアルカードが残っています。生まれて間もないわが子の泣き声は、一生モノの宝物ですね。

新生児仮死という危険な状態から、懸命に生きすくすくと成長をしたにいくん。わが子の健康は何よりの喜びですよね。育児をしていると大変なこともあり、泣き声に耳を塞ぎたくなることもあるでしょう。しかし、元気に泣いているわが子がそばにいるということが、奇跡なのだと思うと、ほんの少しだけ、耳を塞ぐ手の力も和らぐかもしれません。出産の奇跡と不運を教えてくれる作品です。

著者:ゆずプー

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