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「一睡もできなかった!」ホテルで鳴り響く父のいびきに母激怒!

  • 2023.9.7

母は父のいびきがうるさくて嫌だと常々口にしていましたが、普段は廊下越しの別々の部屋で寝ていたため、睡眠を妨害されることはなかったそうです。しかし、妹の結婚式前夜のホテルで、父と母、そして私は家族同室になり、想像の何倍も大きい父のいびきに直面することとなったのでした。

壁越しでも響く父のいびき

母はいつも「父のいびきが大きく、時々廊下を挟んだ自分の部屋まで聞こえてくる」と口にしていました。

父の部屋と自室が隣り合っている私にはどう聞こえているのか、母は気になるらしく「お父さんのいびきがうるさくない?」と質問されることもしばしば。 私は「もう慣れたし、普段は音楽をかけているから気にしてないけど、かけていなかったらほぼ確実にお父さんのいびきが聞こえるよ」と答えていました。

すると、母はとっても嫌そうな顔をして「うわぁ、やっぱり」と言い、娘の私には悪いけど父の隣の部屋ではなくて本当によかったと思っていたそうです。

そんなある日、妹が結婚式を挙げるため、親戚一同で式場近くのホテルに宿泊することになりました。ホテルの部屋の割り振りは家族ごとになっており、私たち家族も父、母、私で一室が割り振られていました。

部屋の割り振りについては事前に案内されておらず、ホテルに到着して初めて父と同室であることを知った母は驚がくしていました。 壁越しでも父のいびきが聞こえるという私の話を思い出し、同じ部屋で寝たら絶対に自分は眠れないと不安になったそうです……。

母は「お父さんのいびきが嫌だから他の誰かと部屋を交代したい」とぼやきました。その言葉に私が「今更変えるのは無理じゃない? それに、他の誰かにお父さんのいびきを聞かせるの?」と言うと、「たしかにそれもそうだね……」と母は考え直したようでした。

深夜に父のいびきで目覚めて

私は壁越しに聞こえてくる父のいびきや部屋で音楽が流れているのは平気なのですが、外泊時の慣れない音や明るさなどは気になるため、いつもアイマスクや耳栓を持参するようにしていました。しかし、母は何も準備していない様子。

母は「悪いけど、あんたのベッドの場所はお父さんの隣にしてくれない?」と私に小さな声で懇願してきました。どうやら母は少しでも被害を防ぐため、父を一番端のベッドで寝かせ、真ん中を私にして父とはできるだけ距離を取って寝たいと思ったようです。

私が特に気にすることなく「別にいいよ」と返事をすると、「よかった~」と言って父と一番距離のあるベッドを選びました。

就寝の時刻になると、母は「私は先に寝るからお父さんは後で寝て! いびきで起きたくないから」と言い残し、電気を消して眠りにつきました。最初こそ安心して眠りについていた母でしたが、夜中12時を過ぎたころ、予想通り父のうるさいいびきにたたき起こされたそうです。

普段の廊下を挟んだ壁越しに聞くより何倍もうるさい地響きのような父のいびきに、母は再度眠ろうとしてもまったく寝付けませんでした。このときの母は怒りのあまり、いびきをかいている父を足で蹴り飛ばしたようなのですが、父は「ん~?」と一瞬起きただけで、またいびきをかいて眠り始めたのだとか。

母はせめて音をかき消せないかと布団や枕で耳を覆いましたが、父のいびきはどうやっても布を貫通して聞こえ続けたそうです。結局その後は眠りにつけず、朝まで父のいびきを聞かされる羽目に……。

一睡もできずご立腹な母

朝起きてぐったりしている母を見て、私が「寝られなかったの?」と聞くと「お父さんのいびきがひど過ぎて一睡もできなかった! やっぱり部屋を変えてもらえばよかった! 今日は娘の結婚式なのに!」と晴れの日を寝不足の状態で迎えてしまったことを悔やんでいました。

母は睡眠不足という不安を抱えたままの状態で妹の結婚式に出席しました。もちろん、娘の結婚式ということで、1日中緊張してごはんはまともに食べられず、加えて極度の寝不足により常にフラフラの状態で1日を過ごすことになりました。

結婚式自体は何とか無事に乗り越えたものの、式が終わった後は寝不足と緊張から心身ともに疲弊してしまい、家に帰った後は死んだように眠っていました。

私も父と同じ部屋にいたものの、普段からいびきを聞き慣れていたこと、そして持ち込んでいた耳栓のおかげで父のいびきをシャットアウトできていたのです。母には悪いのですが、このときは耳栓があって本当によかったと思いました。

まとめ

家の廊下を挟んだ壁越しだと、気にはなるけど眠りを妨害されるほどではなかった父のいびきですが、「同じ空間で寝たら想像の数倍もうるさくて大変だった……」と母は言っていました。ましてや大切な自分の娘の結婚式、万全の体調でこの日を迎えたかったのでしょう。

妹の結婚式後、母は父にいびきのことでとても怒っていましたが、父は馬耳東風といった様子で聞く耳持たずといった様子。何と言われようともいびきをどうにかするつもりは一切ない様子の父を見て、今後父と同室で宿泊することがあれば、絶対に耳栓を用意しておこう! と母は心に決めたそうです。

取材・文/サクラ

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:ライター サクラ

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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