1. トップ
  2. 超異例の「6カ月前倒し」韓国王者・蔚山が2024年シーズン新ユニを発表、そのデザインと理由とは?

超異例の「6カ月前倒し」韓国王者・蔚山が2024年シーズン新ユニを発表、そのデザインと理由とは?

  • 2023.9.7

韓国Kリーグ王者の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)が異例にも「2024年シーズン」のホーム・アウェイユニホームを先行公開し、プレオーダーを開始する。

9月4日、クラブ公式SNSで新ユニホームの予告映像を公開した蔚山は、6日にプレオーダーの日程を発表すするとともに、ユニホームのデザインを公開した。

蔚山は2023年シーズンの真っただ中であるにもかかわらず、異例にも時期を繰り上げてプレオーダーを進めることで、ユニホーム購入を希望するすべてのファン・サポーターにユニホームを供給する目標を掲げている。

何より、新たな試みを通じてファンにフィードバックをもたらし、クラブの疎通や意志を示す手段でもある。

2024年シーズン新ユニのデザインは…

実際、蔚山は昨シーズンからファンの需要に合わせたユニホームの需給に困難があった。

昨季の蔚山は17年ぶりにKリーグ制覇を果たし、広報マーケティング事業でも成功を収めたことで、ファンビジネスの目覚ましい成長はもちろん、全国的に人気を博すことになった。これにより、チームグッズの代表商品であるユニホームが飛ぶように売れるようになった。

蔚山は急激に上昇した人気ぶりに対応できるよう、今季は昨季の3倍に達するユニホームを準備したが、なんとシーズン中盤の時点ですべて売り切れてしまった。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)2023年シーズンの蔚山現代のホームユニホーム。写真は江坂任

結局、蔚山は過去に例のない措置となる破格的な新ユニホーム販売政策を導入した。

来季のユニホームのデザインを6カ月も早く公開し、プレオーダーを通じて需要を予測・満足させる政策は、Kリーグを越えてアジアでも例外的かつ挑戦的な決定だ。

何より、2024年シーズンのユニホームで特筆すべきは、蔚山のチームカラーである「ブルー」がメインに使用されたことだ。

ホームユニホームは深い海が思い浮かぶような濃いブルーを基調とし、日山(イルサン)や朱田(チュジョン)のような淡い海、海水浴場を連想させるスカイブルーのラインが調和して、デザインを完成させている。

一方、アウェイユニホームはシンプルなデザインから感じられる爽やかな魅力がポイントだ。

今シーズン、ファンから好評を博したアウェイユニホームの色の組み合わせに従い、肩のラインを強調するデザインを採用した。華やかなスカイブルーとホワイトの調和が、ファンの消費心理を刺激するものと予想される。

(画像=蔚山現代)蔚山現代の2024年シーズンのホーム・アウェイユニホーム

また、蔚山は2024年シーズンにすべてのファンの需要を満たすことができるよう、「多くのユニホーム数量」だけではなく「多様なユニホーム」を供給する予定だ。

クラブのアイデンティティを盛り込んだホーム・アウェイユニホームに始まり、ロングセラーのブラックカラーのユニホーム、華やかで挑戦的なピンクカラー、そしてファン待望のグレーカラーのGKユニホームも発売される予定だ。

アディダス公式ユニホーム以外にも、ファンの郷愁を呼び起こし、過去の栄光を振り返ることができるクラブ自主製作のレトロユニホームも予定しているという。

2024年シーズンの新ユニホームはシンプルなカラー、デザインとなったが、機能性は従来よりはるかに進化したものとなる。

汗と水分を素早く吸収し、乾燥させる「AEROREADY」素材の使用だけでなく、脇腹と袖部分に施されたメッシュインサートで通気性がさらにアップ。これにより、スタジアムで全力でプレーする選手、全力で応援するファンに一層快適な経験をもたらす。

また、過去2シーズンとは異なり、2024年シーズンからはさらにハイレベルな等級の用品支援を受けることになる。

2023-2024シーズンのイングランド・プレミアリーグに所属するノッティンガム・フォレストなど、海外の有名クラブも蔚山と同じ等級のユニホームを着用している。

2024年シーズンのユニホームのプレオーダーは、蔚山の公式オンラインショップ「UHSHOP」で9月8日19時から13日19時までの期間の一度のみ行われる。ユニホームは来年1月から順次出荷される予定だ。

異例の来季ユニホームプレオーダー方式を導入した蔚山は、ファンにより多く、深く楽しむ権利を保障するという目標を掲げている。

なお、蔚山は2023年シーズンのKリーグ1(1部)で第29節終了時点で12チーム中1位。今月からスタートするAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージでは川崎フロンターレらと同組に入っている。

(記事提供=OSEN)

元記事で読む
の記事をもっとみる