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リヴィエラ・パリで庭園の美食。秋になってもヴァカンス気分を。

  • 2023.9.6

マチュー・パコーがシェフを務める1ツ星レストラン「Apicius(アピシウス)」。8区のアルトワ通りの20番地に18世紀に建てられた個人邸宅の1階を占めている。この敷地にはエントランス部分にかつて広い駐車場があったが、この6月、緑あふれるレストラン「Riviera Paris(リヴィエラ・パリ)」がそこにオープンした。10月半ばまでの期間営業のガーデンレストランで、こちらの料理もマチュー・パコーが担当だ。

通りに面した入り口にはApiciusとRiviera Parisのふたつの名前が掲げられている。入ってすぐ右手にリヴィエラ・パリはある。photo:Mariko Omura

寛ぎとシックが共存するガーデンレストラン。photo:Mariko Omura

テーブルにはリヴィエラを象徴するレモンが飾られている。photo:Mariko Omura

緑に囲まれたエントランスをくぐり、各テーブルに置かれたレモンが目に入るや、リヴィエラ海岸沿いのレストランに来たような錯覚が起こる。ランチ、食前酒、ディナーの時間をゆったりと配置されたテーブルでリラックスして過ごせるシック&クールな空間を作り上げたのは、人気の室内建築家ユーゴ・トロ。彼は椅子に用いられているオークル系の布のデザインも手がけたそうだ。天井から下がるヴェネツィアングラスのペンダントライトの色とマッチし、居心地の良い雰囲気を演出している。

シャンゼリゼ大通りに近いパリの中心部にいると信じがたい、緑に囲まれたリヴィエラ・パリ。奥がオープンキッチンとなっている。photo:Romain Ricard

カクテルが似合う空間。洋ナシのジュース、ジャスミンのシロップなどのノンアルコールのモクテル「Riva」にトライしてみて! photo:Romain Ricard

メニューを開けば、地中海の風に包まれているような気分に。最近はアペリティフタイムを楽しむ人が増えていることもあり、野菜や海の幸を素材にしたシェアして味わう軽食や前菜が充実している。魚、肉がメインとしてあり、その添えとして提案される3品まですべてが魅力的だ。どの料理も明るくカラフル。たとえ晴天に恵まれない日でも、リヴィエラ・パリでは明るい太陽が感じられる。目でまずは楽しみ、その繊細な味わいに口福を感じ……この庭園での美食の旅はパリ市内のほかの店では味わえない特別なものといえるだろう。

シェアする?独占する?ミニピザのピッツェッタ。アーティチョーク、玉ねぎ+アンチョビ、トマト+モッツァレラの3種あり(25〜30ユーロ)。後方はトマトのクロック。photo:Romain Ricard

色鮮やかなトマトのレース仕立て「レインボー」(25ユーロ)。スイカとギリシャサラダ、ズッキーニと蟹などの前菜も色彩豊かだ。photo:Romain Ricard

メインディッシュの添え3種(各10ユーロ)から、野菜のパルメザングラタン。photo:Romain Ricard

魚は日替わりで、この日はスズキのグリル。奇をてらうことなく味の個性を生み出すシェフのセンスが光る逸品。photo:Mariko Omura

メニューのデザート部分にはメゾン・マチュー・パコーと明記されている。シェフはもうじきパリにパンとパティスリーのブティックをこの名称で開くそうだ。photo:Romain Ricard

Riviera Paris/ Apicius20, rue d’Artois75008 Paris営)12:00~15:00、19:00~翌2:00(食事L.O.22:00)休)日、月https://rivieraparis.fr @restaurant_rivieraparis @chefmathieupacaud

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