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「学校から1時間で帰れ」家の田畑を優先しろと養母に強制され<親に捨てられたおばあちゃん>

  • 2023.9.6

2児の母であり、インスタやブログでエッセイマンガを連載しているゆっぺさんが、尊敬する祖母・キヨさんの壮絶な人生をつづったマンガです。ある日養母から、客人が来るから部屋から出るなと言われたキヨさん。しかし、草刈り鎌を出しっぱなしにしてきたのを思い出してこっそり階段を降りると、1階の部屋から実母の声が聞こえてきたのです。衝撃を受けたキヨさんは……。

養母が「部屋から出るな」と言ったのは、キヨさんと母を会わせないためだと悟ったキヨさん。かつて母に会いたくて、夜中に家を飛び出したことを思い出していたとき、母の「そろそろおいとまを…」の声が聞こえて来ました。「帰っちゃう」という焦りと、「お母ちゃんは私を捨てたんだ。会うもんか」という思いの間で、キヨさんの心は大きく乱れました。

一方、日本は戦争によって物資不足となり……。

学校でも勉強より農作業

こんにちはゆっぺです。

戦争による物質不足に対応するため、日本では配給制度が導入されました。

配給とは、食べ物や衣類などの物資を平等に割り当てて配る制度です。

農家が作った米や野菜は、国民共有のものとして強制的に国に供出させられました。

キヨは学校へ行っても農作業に従事することのほうが多く、勉強する時間は減っていきました。

すると養母が、「明日から学校は1時間で帰ってこい。学校より家の田んぼを優先するべきだ」と言いだしたのです。

学校でも食糧増産というノルマを果たすことが義務付けられているため、休むことなどできません。

しかし養母はそんなことにはお構いなし。

「勉強もしないのに、学校に行ったって意味ないだろう」と言うのでした。

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家では家事労働をし、学校に行けば勉強そっちのけで働かされる……。戦争下では、子どもが子どもらしく生活することさえできなくなるのですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター ゆっぺ

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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