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ファインジュエリーとは。コスチュームジュエリーとの違い、おすすめジュエリーを紹介

  • 2023.9.6

ファインジュエリーとは

カルティエのファインジュエリー

ジュエリーはファインジュエリーやコスチュームジュエリーなど、使われている素材によって呼び方が分けられることがあります。まずはファインジュエリーの定義を見ていきましょう。

貴金属や天然宝石だけを使用したジュエリー

ファインジュエリー(fine jewelry)とは、純度の高いプラチナやゴールドといった貴金属や、天然の宝石などの上質な素材を使ったジュエリーのことを指します。ファイン(fine)とは「優れた」「素晴らしい」「上等の」といった意味を持ちます。使われている宝石やカラット数によっても異なりますが、基本的に品質が良く、価格は高額な傾向。宝石の鑑定書がついているものもあるため、本物志向のジュエリーが欲しい、一生物のジュエリーを探しているといった人におすすめです。

コスチュームジュエリーとの違い

素材を限定せず、デザイン性を重視したジュエリーはコスチュームジュエリー(costume jewelry)と呼ばれることがあります。ファインジュエリーが上質な素材に限定されているのに対し、コスチュームジュエリーはガラスやフェイクパールなど宝石を模倣したものや、合金のような非貴金属にメッキ加工を施すなど、素材を問いません。

本来は舞台衣装などに合わせて用意されたもので、ファインジュエリーよりも安価で手に入れやすい傾向です。ただし、有名デザイナーが手掛けたものやハイブランドのものは高額な場合もあります。

ファインジュエリーの選び方

ファインジュエリーを選ぶのに迷ったときは、自分に似合うかどうかや、品質をチェックしてみましょう。選び方のポイントを紹介します。

普段のコーデに合ったデザインを選ぶ

ファインジュエリーのデザインには、シンプルなものから凝ったものまでさまざまな種類があります。似合うものを選ぶためには、自分の普段のファッションをチェックしてみると良いでしょう。きれいめなコーデが多いのなら、ジュエリーもきれいめなデザインで合わせるのがおすすめ。シンプルなコーデで何か物足りないと感じるのであれば、アクセントとして使える存在感のあるデザインを選ぶのも良いでしょう。ジュエリーもコーデの一部であることを考慮して、違和感なくなじみやすいものを選ぶのがポイントです。

定番のアイテムを選ぶ

デザインや宝石にこだわりがない場合は、年月を経ても身に着けやすい定番のアイテムを選んでみてください。ファッションと同様にジュエリーにもトレンドがありますが、あまりこだわりすぎると年齢を重ねたり、流行が移り変わったりしたときに「使いづらい」「似合いにくい」と感じてしまうかもしれません。一生物のファインジュエリーが欲しいなら、ダイヤモンドのネックレス、ゴールドのブレスレット、パールとダイヤモンドのピアスなど、タイムレスに使えるものを選ぶのがおすすめです。

品質の良さや着けやすさで選ぶ

ファインジュエリーは上質な素材が使われていますが、素材だけではなく装飾品としての品質の良さにも注目を。宝石の粒が揃っているか、カットが精巧か、宝石のセットがしっかりしているか、取れる心配がないかなどをチェックすると良いでしょう。

また、着けやすさも重要なポイントです。着けていると重すぎて疲れてしまったり、宝石や爪留めが服に引っかかったりといった使いづらさを感じると、永く愛用するのが難しいかもしれません。着けて動いたときに違和感がなく、肌になじむような着け心地のものを選ぶと、きっと愛着も湧きやすくなりますよ。

ブランドやアフターサービスで選ぶ

ハイブランドのジュエリーは上質な素材が使われたクオリティが高いものがほとんど。そのため、海外セレブや有名人の愛用者も多く見られます。一流のブランドやショップは偽物を購入してしまう心配がないといった安心感があるだけではなく、アフターサービスも充実している傾向があります。アフターサービスの内容はブランドによって異なるため、クリーニングやサイズ直しなど、購入後にどんなケアをしてくれるのかも確認しておくのがポイントです。

ハイブランドのおすすめファインジュエリー

知名度の高いハイブランドのファインジュエリーは、素材やデザインに強いこだわりを持ってつくられています。大人の女性におすすめのハイブランドとジュエリーを紹介します。

カルティエ(Cartier)のトリニティ スターリング
カルティエのトリニティ スターリング

1847年にパリで設立されたカルティエ(Cartier)は、世界5大ジュエラーのひとつとして数えられているブランドです。最高品質の素材と、素材の美しさを活かす綿密なデザインを追求したジュエリーは世界各国の王室御用達になっています。そのことから、「宝石商の王」と讃える呼び名もあります。

トリニティリングは1924年に誕生した、3種類のリングが連なったデザインが特徴的なジュエリー。それぞれのリングは「愛情」「友情」「忠誠」を表現しているため、大切な人へのプレゼントとしても人気です。ほど良いボリューム感が指を細く、美しく見せてくれるでしょう。

シャネル(CHANEL)のカメリアネックレス
シャネルのカメリアネックレス

1910年にパリで創業したシャネル(CHANEL)は、ファインジュエリーも展開しています。シャネルのジュエリーはコレクションごとにテイストや特徴が大きく異なり、バラエティに富んでいるのが大きな魅力です。アイコンデザインのひとつであるカメリアは、日本原産の椿の花をモチーフにしたデザインです。

ブランドの創業者であるココ・シャネルは、恋人のアーサー・カペルから白いカメリアを贈られて以降、カメリアを常に身に着けるようになったといわれています。やわらかい色味をしたピンクゴールドのカメリアネックレスは、フェミニンながらも気品溢れる印象。中心のダイヤモンドが、華やかさをさらに引き上げます。

グッチ(GUCCI)のインフィニティネックレス
グッチのインフィニティネックレス

グッチ(GUCCI)は1921年にイタリアのフィレンツェで創業したブランドです。ジュエリーは創業地であるフィレンツェの工房で、卓越した技術を持つ職人の手によって制作されています。

2本のラインが結び目(ノット)でつながるインフィニティコレクションは、日本限定のデザイン。人と人とのミステリアスな出会いをモチーフとして表現した、メッセージ性の込められたデザインです。ホワイトゴールドにダイヤモンドを散りばめたネックレスは、洗練された輝きを放ってクラス感を演出してくれるでしょう。カジュアルからきれいめまで、どんなコーデにも合わせやすいのも嬉しいポイントです。

ディオール(Dior)のローズ デ ヴァンバングル
ディオールのローズ デ ヴァンバングル

ディオール(Dior)は1946年にフランスのファッションデザイナーであるクリスチャン・ディオールによって設立されたブランドです。バッグやコスメなどの幅広い商品を展開し、現在は70以上のブランドを持つLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループ)の傘下となっています。

ローズ デ ヴァンは星のようなモチーフが印象的なシリーズ。クリスチャン・ディオールが幼少期を過ごした館にある風配図(風向きを表す図)に着想を得て生まれました。洗練されたラインのバングルは、手元に存在感を与えながら華奢に見せる効果が期待できます。ダイヤモンドとマザーオブパールの組み合わせがエレガントで、年を重ねても手元になじんでくれるでしょう。

ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のピュス イディール ブロッサムLVピアス
ルイ・ヴィトンのピュス イディール ブロッサムLVピアス

ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は1854年に世界初の旅行鞄の専門店としてパリで創業されました。現在ではバッグや財布だけではなく、時計やジュエリーなども展開しています。

イディール ブロッサム LVはブランドのアイコンデザインであるモノグラムを再現したデザインです。ブランドロゴであるLVマークの他に、モノグラムフラワーを再現したものもあります。シンプルながらも遊び心が光るLVマークとダイヤモンドの組み合わせは、都会的で垢抜けたムード。普段使いからパーティーシーンまで、幅広いシチュエーションで身に着けやすいジュエリーです。

ファインジュエリーを探すならリユースショップをチェックして

ファインジュエリーの購入を考えているのなら、リユースショップをチェックしてみるのがおすすめです。ファインジュエリーは上質な素材が使われているため高額ですが、リユースショップなら定価よりもリーズナブルに購入できます。時には、今では入手しにくくなっているハイブランドの人気デザインや、限定デザインのファインジュエリーが見つかるチャンスも。

また、リユースショップを利用することは地球環境への配慮にもつながります。誰かが手放したジュエリーが、自分にとって一生物となるかもしれません。ひとつのアイテムが永く循環することで、無駄な廃棄を防いで地球環境への負荷軽減となるでしょう。

ファインジュエリーとは永く愛用できるサステナブルなアイテム

カルティエのジュエリーを身に着けた女性

純度の高いゴールドやプラチナ、天然宝石を使ったファインジュエリーは、上質で永く愛用できるものです。どんなものを選んで良いのか分からない場合は、クオリティが担保されやすいハイブランドのアイテムを選ぶのもおすすめ。紹介したポイントを参考にして、永く使いたいと思えるファインジュエリーを見つけてみてくださいね。

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