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離婚の噂もあるモナコのシャルレーヌ公妃、夫と祖国南アフリカへ。仲直りのラストチャンス?

  • 2023.9.6
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シャルレーヌ公妃が9月15日から17日まで祖国南アフリカ共和国を訪問する。健康上の理由で長期滞在した前回の訪問から2年ぶりとなる。

チャールズ3世の戴冠式でのモナコ公国のアルベール2世とシャルレーヌ公妃。(ロンドン、2023年5月6日)photography: Abaca

モナコのシャルレーヌ公妃のインスタグラムのアカウントがなぜか消失してからというもの、公妃はスイスに移住し、夫のアルベール2世とは、もはや「儀礼上」の夫婦に過ぎないという噂が流れている。しかしながら仏「ポワン・ド・ヴュ」誌が報じたように、9月15日から17日まで夫妻で南アフリカを訪問する予定となっている。目的はシャルレーヌ・モナコ財団が開催するスポーツチャリティイベント、「ウォーターバイクチャレンジ」への出席。このイベントはヨハネスブルグから2時間半のところにある通称「南アフリカのラスベガス」、「サンシティ」のリゾート施設でおこなわれる。

「モナコ大公および公妃両殿下が、財団の活動を支援するためにこのイベントに臨席されることを大変光栄に思います」と、このイベントのウェブサイトページには記されている。3日間のイベントは、「水辺の危険性」と「泳ぎを学ぶことの重要性」の意識向上キャンペーンの資金を集めるために企画された。複数のチームが競いあい、水上バイクで1.2kmの周回コースをリレー航行する。今年のイベントの収益は、水難救助活動をおこなう南アフリカライフセービング協会に寄付される。シャルレーヌ公妃が自ら出場するかどうかはまだわからない。

9カ月の不在

ジャック公子とガブリエラ公女の母でもある公妃が南アに前回、長期滞在したわだかまりが消えて夫妻の仲が修復した証にも思える今回の南ア訪問だが、果たして本当にそうだろうか。2021年3月、公妃はズールー族の王、グッドウィル・ズウェリティニ・カベクズールーの葬儀に参列するため南アフリカへ飛んだ。短期滞在の予定が結局9カ月にも及んだのは、耳鼻咽喉科領域の感染症を公妃が患ったからで、公の発表では一刻も早い家族との再会を本人も待ち望んでいるとされたが、夫婦破局の噂が絶えず、モナコの人々は公妃がもう戻ってこないのではないかと気をもんだ。

ずるずると長引いたこの南ア滞在はいまだに謎めいているものの、公妃は結局、2021年11月にモナコへ戻った。しかしながらすぐにまた姿を消し、2021年11月17日の地元「モナコ・マタン」紙の取材に応じた夫のアルベール2世は妻がモナコにいないことを明かした。そして妻が「肉体的なものだけではない疲労」状態にあるため、専門施設に入院していると語り、離婚の噂解消に努めた。その後公妃は療養を終え、2022年3月にモナコに戻った。しかしながら破局の噂は根強く、2023年8月23日にドイツの「ビルト」紙は大公夫妻が会うときは「面会予約」が必要なようだと報じた。今回の南アフリカ共和国への夫妻の旅は、そうした意味でも注目されている。

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