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グルマン温故知新:中延〈みよし屋〉昼飲みにもよし、選べるタコス1ピースから

  • 2023.9.5
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グルマン温故知新:中延〈みよし屋〉「タコス」

みよし屋(中延)

昼飲みにもよし、選べるタコス1ピースから

「タコスはこの町には少しだけ早い?でもだから意味があるんです」と話す阿部太一さん。「この町」とは自身の地元、中延のことだ。両親が営んでいた蕎麦屋を受け継ぎ、タコスと惣菜の店を開業。張り出しの瓦屋根など外装はそのまま、店内はブルーグレー×白の世界。通りから見た新旧・和洋の折衷に、店の歴史とこれからを感じる。

グルマン温故知新:中延〈みよし屋〉「タコス」
「タコス」写真上は、スパイシーなプルドポークを包む、定番のカルニータス。パクチー、フレッシュトマト、タマネギがお約束。右はバーガー発想のオリジナル、フィッシュ。左はサラダ感覚のベジタブルミックス。トルティーヤ(生地)はトウモロコシを挽いたマサ粉に塩と水だけを加え、蕎麦のこね鉢で作る。各418円。
グルマン温故知新:中延〈みよし屋〉「カリーヴルスト」
「カリーヴルスト」カレー風味のソーセージは、ドイツのストリートフード。皮厚め、脂多めなソーセージの味がキモ。ソースはタマネギのピクルスのみじん切りと自家製の辛めのサルサに、トマトケチャップで甘味と懐かしさを少々。550円。
グルマン温故知新:中延〈みよし屋〉「ズッキーニのトルティージャ」
「ズッキーニのトルティージャ」スペイン産オムレツ。具材はズッキーニ、マッシュルーム、ベーコンとシンプルに、程よく炒めて食感を残しつつ、旨味を引き出し、たっぷり投入。オーブンで軽やかに焼き上げた。馴染みの調味料が三色旗のよう。715円。

阿部さんはBRUTUS編集部のあるマガジンハウスで20年活躍した編集者。「店作りも編集」と、内装からロゴデザインまで、仕事で人脈を築いたプロに依頼した。要のタコスと惣菜は〈アンドレシピ〉山田英季さんが監修。

6種のタコスも、カリーヴルストなど各国のストリートフードを交えた惣菜も、どこか懐かしくほっとする味。クラフトビールにナチュラルワインも揃え、11時から通し営業。おやつにもつまみにもいいタコスは1ピースから。子供からお年寄りまで集える場で、町に新しい風を吹かせている。

グルマン温故知新:中延〈みよし屋〉オーナーの阿部太一さん
編集者とタコスショップオーナー、二足のわらじで奮闘する阿部さん。
グルマン温故知新:中延〈みよし屋〉店内
大きな窓がフルオープンにされた開放的な店内。

Information

みよし屋

〈みよしや〉
住所:東京都品川区西中延3-15-7
TEL:なし
営:11時~21時(20時45分LO)惣菜は15時~
休:火曜
Instagram:@tacoshop_miyoshiya

2023年5月10日オープン。惣菜、タコスともテイクアウト可(惣菜は15時~)。クラフトビールは〈ヨロッコビール〉など国内の注目ブルワリーのものを時期替わりで、生1種、缶約5種。店内の「KIOSK」にて、波佐見焼〈西海陶器〉に依頼したオリジナルのタコスプレートやデザイナーが手がける雑貨も販売。生ビール小440円~、クラフトビール(缶)770円~。アラカルトのみ。タコス6種各418円、惣菜9種330円~。テーブル9卓18席、スタンディング~8名。

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