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『窓ぎわのトットちゃん』42年ぶりの続編発売へ アニメ映画化も

  • 2023.9.5

あの"トットちゃん"が帰ってくる!

黒柳徹子さんのベストセラー小説『窓ぎわのトットちゃん』の42年ぶりの続編となる『続 窓ぎわのトットちゃん』(講談社)が2023年10月3日に発売される。

『窓ぎわのトットちゃん』は黒柳さんが子ども時代に出会った、小林宗作先生とのトモエ学園での思い出がいきいきと描かれた自伝的物語。1981年3月に刊行され、たちまちベストセラーとなり、現在までの累計発行部数は日本国内で800万部。20以上の言語で翻訳もされ、全世界では2500万部を突破している。

今回刊行される『続 窓ぎわのトットちゃん』はその続編で、トットが青森に疎開してから、音楽学校を卒業してNHKの専属女優になり、ニューヨークに留学するまでの日々が綴られている。

発売にあたって、黒柳さんは「私は、どう考えても『窓ぎわのトットちゃん』よりおもしろいことは書けない、と思っていました。私の人生でトモエ学園時代ほど、毎日が楽しいことはなかったから。だけど、私のようなものの「それから」を知りたいと思ってくださる方が多いのなら、書いてみようかなと、だんだん思うようになったのです。よし! と思うまで、なんと42年もかかってしまったけど、書きはじめると、笑っちゃうこと、泣いちゃうこと、それから戦争のことも次々に思い出されて......。」とメッセージを寄せている。

また、『窓ぎわのトットちゃん』は、初のアニメ映画化も決定。2023年12月8日(金)から全国東宝系にて公開される。

【本書の内容】
泣いたり笑ったり... トットちゃんの青春記
・東京大空襲の数日後、青森を目指して、ひとり夜行列車に乗ったトットを待ち受けていた試練とは?
・「おめえのジンジョッコ、描いてみろ」。疎開先の学校で、みんなとなかよくなりたいトットが、考えついた方法とは?
・「咲くはわが身のつとめなり」の言葉を胸に、トットが通った女学校や音楽学校の思い出は、映画、オペラ、ラーメン、それから?
・「そのままでいいんです」。NHKの専属女優になりたての、トットが救われた一言とは?
・アルバムからお借りした写真や、いわさきちひろさんの絵もたっぷり。

■黒柳徹子さんプロフィール
くろやなぎ・てつこ/東京都生まれ。俳優、司会者、エッセイスト。東洋音楽学校(現・東京音楽大学)声学科卒業後、NHK専属のテレビ女優第1号として活躍する。『徹子の部屋』(1976年2月~、テレビ朝日)の放送は、同一司会者によるテレビ番組の最多放送世界記録を更新中。1981年に刊行された『窓ぎわのトットちゃん』(講談社)は、国内で800万部、世界で2500万部を超える空前のベストセラーに。1984年よりユニセフ親善大使となり、のべ39ヵ国を訪問し、飢餓、戦争、病気などで苦しむ子どもたちを支える活動を続けている。おもな著書に『トットチャンネル』(新潮文庫)、『チャックより愛をこめて』(文春文庫)、『トットちゃんとトットちゃんたち』(講談社)などがある。

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