【秋田・能代市】元バスケ部ライターが行く！ バスケの聖地巡り

「バスケットは…お好きですか？」話題沸騰の人気バスケアニメの劇場版や、2023年8月に開幕したバスケW杯で、ますます盛り上がる日本のバスケ界！ なかでも秋田県能代（のしろ）市といえば、プレーヤー憧れの聖地として知られています。バスケ好きライターによるバスケの街レポートをお届けします！

【能代バスケミュージアム】バスケファン満足度1000%！ 貴重すぎる資料に大興奮

まず最初にやってきたのが「能代バスケミュージアム」。JR能代駅からは徒歩約9分、車の場合は能代市役所駐車場（無料）に停めて徒歩2分の商店街のなかにあります。

2023年は空前のバスケブームもあってか、来場者数は前年の3〜4倍ほど。取材で伺った8月は、お盆明けですでに月間2300人以上が訪れていたそう…！

館内には、国内外から集めたバスケに関する貴重な品が展示されており、ファン垂涎のアイテムも。
まず目に入ったのは、日本人初のNBAプレーヤーであり、バスケの名門・能代工業高校（現・能代科学技術高校）出身の田臥勇太（たぶせゆうた）選手の数々の記録。能代工高時代の練習試合や公式戦のスコアブックが閲覧でき、当時の映像も上映されています。

高校生ながらスタープレーヤーとして活躍した田臥選手は、鮮烈で伝説的な存在でもありました。日本バスケ界の未来を担う選手の当時の姿を、胸が熱くなる思いでじっくり見ることができました。

バスケファンの愛読書といえば、バスケ専門誌「月刊バスケットボール」。ここでは1973年の創刊号から最新号までコンプリートしていて、すべて自由に閲覧OK！ 人気バスケ漫画も各種取り揃えていて、まるで‟バスケ図書館”！ 時間がいくらあっても足りません…。

ほかにも海外のバスケ専門誌「HOOP」や「DUNK SHOOT」、NBAの選手名鑑、ユニフォームを着て写真撮影ができるコーナーや、子どもたちに人気のシュートゲームコーナーなどもあります。

「こんな資料もあるの⁉」と驚きの連続で、バスケファンなら一度は訪れたいスポット。プロ選手の握手会やゲストを招いてのトークセッションなどを開催する場合もありますので、公式サイト（https://www.hoophall.jp/）やX（旧Twitter）をぜひチェックしてみてくださいね。

■能代バスケミュージアム（のしろばすけみゅーじあむ）
住所：秋田県能代市柳町5-20
TEL：0185-88-8876
営業時間：9時30分〜18時
定休日：年末年始
料金：無料

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【能代市観光案内所】能代巡りの情報収集はここで！ おみやげもチェック

JR能代駅に併設される「能代市観光案内所」は、能代はもちろん、周辺エリアの観光情報やおみやげを取り揃えています。最近はバスケの聖地巡礼で訪れる観光客も多く、みどころをまとめたマップなども配布されています。

観光案内所ではバスケファンにオススメの、おみやげを紹介してもらいました♪

まんまるの見た目がとってもキュートな、能代科学技術高校公認のバスケ部応援菓子。バスケットボール型の最中で、焦し最中皮と別添えで粒餡2個と白餡1個が入っています。
食べる直前に自分で餡を詰めるので、最中皮はサクサク！ パッケージには能代工高バスケ部の歴史も書かれているので、バスケファンにはたまらないおみやげです。

バスケットボールのラベルが目を引くこちらは、お隣・八峰町にある山本酒造店の純米吟醸。「FAST BREAK」とは「速攻」という意味で、華やかな香りとキレのある余韻が残ります。誕生にまつわる小ネタもあり、遊び心に満ちた、バスケ好きにはもってこいの一品です。

観光案内所ではそのほか、能代市の伝統行事の案内やパンフレットの配布なども行っています。ぜひ立ち寄ってみてくださいね！

■能代市観光案内所（のしろしかんこうあんないじょ）
住所：秋田県能代市元町14-40
TEL：0185-88-8802
営業時間：9〜17時
定休日：年末年始

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【JR能代駅】駅のホームでフリースロー体験!? 景品GETで大盛り上がり！

バスケの街・能代ならではのアトラクションをJR能代駅のホームで体験できると聞き、早速取材に訪れました。

改札を入ると、なんとホームにはバスケットゴールが設置されていました！ こちらはJR五能線を走る観光列車「リゾートしらかみ」の停車時間にあわせて開催される、フリースロー体験のコーナー。

開催は1日2回。リゾートしらかみ1号（停車時間9時23分〜9時33分）と3号（停車時間11時59分〜12時14分）*は能代駅に10〜15分停車するため、その時間を利用して体験が行われます。
※2023年8月現在、2本のみ

ボールはあらかじめ少し空気を抜いており、ゴールを外しても大きくバウンドしないようになっているなど、安全管理もバッチリです。

リゾートしらかみがホームに到着すると、続々と乗客が降りてきました。この日はグループ客やファミリー、海外からのお客さんもたくさんいらっしゃいました。

体験はリゾートしらかみの乗客のみが対象で、基本的に1人1回。1発でシュートを決めると記念品がもらえるとあって、みなさん気合が入ります。子どもから大人まで、おそらく乗客のほぼ全員が挑戦したのではないかというくらい盛り上がり、シュートが入るたびに拍手が沸き起こりました。

駅でフリースローというめずらしい体験に、乗客のみなさんの気分も上々。笑顔でリゾートしらかみの車両に戻り、観光協会のスタッフに見送られて能代駅を後にされました。

秋田〜青森方面を旅行する際には、ぜひリゾートしらかみ（https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/shirakami.html）を利用して、特別なフリースロー体験にチャレンジしてみましょう！日本海沿いを走る気持ちのよい景色が車窓から広がって、すてきな旅を楽しめますよ♪

■JR能代駅 フリースロー体験（じぇいあーるのしろえき ふりーすろーたいけん）
体験場所：JR能代駅1番線ホーム
TEL：0185-88-8802（能代観光協会）
実施列車：リゾートしらかみ1号、3号
実施時間：9時23分〜9時33分（リゾートしらかみ1号停車時間中）、11時59分〜12時14分（リゾートしらかみ3号停車時間中）※2023年8月現在
料金：体験無料（リゾートしらかみ乗車料金は別）

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【森子大物忌神社】能代から足を延ばして！ 話題の神社へお参り

少し足を延ばした番外編のスポットもご紹介。能代駅からは車で約1時間50分、秋田駅からは車で約1時間の秋田県南部・由利本荘市にある「森子大物忌神社（もりこおおものいみじんじゃ）」が、今バスケファンの間で話題になっているんです。

人気急上昇の理由は、2022年に公開されたバスケアニメの金字塔ともいえる、超人気作品の劇場版。ストーリーのなかで登場する全国屈指の強豪校は、能代工業高校（現・能代科学技術高校）がモデルになっているといわれており、映画の作中でその強豪校のエース選手が神社にお参りに訪れるシーンが描かれます。

その神社が「森子大物忌神社」をモデルにしているのではないかといわれており、全国から多くのファンが「聖地」として訪れているそうです。

秋田杉の杉木立に囲まれた境内は、修験の聖地としての雰囲気に満ちており、約300段の階段を上がった先に本殿があります。毎年4月第3日曜日には例大祭が行われ、神輿を担いだ氏子たちが一気に参道を登り切る姿は圧巻なのだとか！

ひと足延ばして、能代市のバスケ聖地とあわせて訪れてみてはいかがでしょうか？

■森子大物忌神社（もりこおおものいみじんじゃ）
住所：秋田県由利本荘市森子八乙女下99
TEL：0184-24-6349（由利本荘市観光協会）
営業時間・料金：境内自由

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Text＆Photo：ジェンティーレ恵

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