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「ちゃんと分かってる?」妻が離婚できないと分かった瞬間、夫は妻の行動を執拗に監視し出し<半分夫>

  • 2023.9.4

マチ子さんは妊娠をきっかけに夫のブン太と結婚しました。家事も生活費もきっちり「半分」にしたいブン太のこだわりは次第にエスカレートし、幸せだった生活が壊れ始めます。仕事を失い、毎日つわりで苦しむマチ子さんはブン太に、半分ルールはもう限界だと打ち明けます。しかしブン太は、半分を守るか離婚か、選ぶように言いました。頼れる身内もいないマチ子さんは、今はまだ離婚をしない選択をします。そしてマチ子さんが家事をすべて担当、ブン太が生活費のすべてを出すことになり、夫婦の関係性も変わり始めて……。

ありがとうだけじゃ不満な夫

私は夫から生活費を渡されましたが、妊婦健診にかかるお金が足りず、もう少し必要だと伝えました。

すると夫は追加のお金を叩きつけ、お礼のほかに言うことはないのかと言い出し……。

「俺なしでは生きていけないのわかってる?」
ブン太は自分の経済力がなければ、マチ子さんは生活すらできないと詰め寄ります。

さらに生活費の23万円分、夫の負担が半分になるよう頑張りますと言うべきだと発言。

それからブン太は、マチ子さんを1日に何度も呼び出しては、着たい服が洗濯されていない、料理を盛りつける皿が気に入らない、蛇口の水垢が気になるなど、ささいなことに口出しするように。

まるで怒る理由を探しているかのような言動を繰り返すブン太のことを、マチ子さんはクレーマーみたいだと思うのでした。


生活費をすべて出すことになった途端、マチ子さんを自分に従わせようと、ことあるごとに文句を言い続けるブン太。その言動からは、妻を助けるようとする気持ちはなく「養ってあげている」という見下した感情が感じられます。

もちろん生活費を全額出してくれるのは、マチ子さんにとってとてもありがたいこと。ですがマチ子さんに「ブン太の負担が半分になるように頑張ります」という言葉を言わせようとするのは違いますよね。ブン太のいう「負担」という言葉は一概には定義できません。2人の子どもを妊娠しているマチ子さんは何も負担をおっていないということでしょうか。マチ子さんが逆らえないのをいいことに、わざと怒ったり、あら探しをしたり……そういったマチ子さんを下にみる言動をするブン太には、もう少し相手の立場になって考えるという想像力を持ってほしいですよね。


著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ

ベビーカレンダー編集部

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