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【大好きな友達の恋愛相談に疲れる】どう接したらいいの!?

  • 2023.9.4
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教えてくれたのは……

ファッションプロデューサー

植松晃士さん

辛口だけど愛あるアドバイスは、ときにファッションの枠を超え、ハッピーな人生を摑むカギに!

植松晃士さん「友達との付き合い方って変わるもの」スナック植松
お悩み1:大好きな友達だけど、恋愛相談にのると疲れます……

10年以上の付き合いですが、深読みしたりネガティブな方向に捉えがちで理解できません。解決策をと思ってアドバイスしても、「でも」「だって」ばかり。こちらが疲れてしまうので、どう接したらいいか教えてください。
ペンネーム:みーさん(20代・大学生)

植松さん

そもそもね、人の恋愛相談っていうのは、面倒臭いことなのよ。それに相談してくる側の心の中って、全部答えが決まってるの。つまり、その時点で“相談”ではなく、ただ聞いてほしいだけ。


常連M

なんとなく、わかる気がする……。


植松さん

「でも」「だって」というのは、自分の恋愛についていろいろ考えて思い悩むことが好きな証拠。自分のことが好きな人なのよ。人の意見は、最初から聞いてないわけだから、こっちは面白がるしかない!


常連M

「絶対、◯◯のこと好きに決まってるじゃん!」みたいな彼女が欲してそうな言葉を言ってあげるということ?


植松さん

そうそう。彼女の言うことを全肯定して、話を合わせて、持ち上げて、天にも昇らせてあげるとか、あえて「でも」「だって」と反論されそうなことを言って、本当に「でも」「だって」と言ってきたら、「きたーっ」て感じを楽しむとか。何度も言うけど、彼女のは相談ではないんだもん。ゲーム感覚で向き合えば、面白くなると思うけど。


常連M

みーさんはちゃんと向き合いすぎてるのね。それにしても、なんだか、昔の私、その友達みたいだった気がしてきた(笑)。あんなにも恋に酔いしれる女だったのに。ある意味、羨ましい〜。


植松さん

それはMが大人になった証拠よ。自分に必要なパートナーの条件がどんどん研ぎ澄まされていって、ピンポイント狙いになっているし、大人にとって、恋愛はあくまでも人生のパーツのひとつ。ほかにも向き合わなくていけないことがいっぱいあって、忙しいからね。それに恋愛はわざわざ人に相談しなくなって秘めるもの。そう考えると、みーさんたちは、まだまだ若いのよ。いずれにしろ、恋愛は夢々しいものであり、お友達は恋愛体質で、夢見る夢子状態。すっごい幸せな人よね(笑)。だから、“恋愛をしている自分が好きな人”と捉えて、マジレスは不要。こちらはゲーム感覚で接するしかない。


常連M

真面目に向き合わないっていうのも、もはや優しさだね。


【植松マスターの格言】「友達は聞いてほしいだけ。彼女が欲しい言葉を当てるゲームだと思って」
植松晃士さん
お悩み2:最近、友人との会話が楽しめません。興味を持てない私が悪いのでしょうか?

ずっと仲良くしている高校・大学時代の友人との会話が面白くありません。大切にしたい気持ちはあるんですが、恋人との仲や仕事の愚痴、誰々が結婚したとか普通の会話ですが、どうしても興味が持てません。
ペンネーム:ミーコさん(26歳・会社員)

常連M

これを思う瞬間って、全然あるよね?


植松さん

そうよ、ミーコさんが大人になったってこと! 同じフィールドで生きていれば、共通の価値観が生まれるけど、すでに同じフィールドで生きていないから、会話が面白くなくなるのは仕方がないのよ。ただね、昔からの自分の履歴というか、軌跡を知っている人って貴重だから、たとえば、今まで週一、月一で会っていたのを、半年に一回、なんなら一年に一回にするとかして、ゼロにはしない。そうやってたまにしか会わない友達になっていくのは普通のことで、ミーコさんはとてもまともな大人として26歳を迎えていると思うけど。


常連M

そういう友達関係が変わるタイミングなんだよね、きっと。私もあるときから頻繁に会うのは気の合う子だけでいいなと思ったもん。


植松さん

かといって友達をやめるわけではなくて、お友達の構成というか、カテゴリー分類を変えればいいの。友達であることに変わりはないんだけど、「会話が面白くない」というグループに、これからその友達は入るわけ。ほかにも「会話が盛り上がる」「趣味が合う」「仕事の愚痴を語れる」といった、いろんなグループが友達にはあるのよ。


常連M

会話が面白くなくても、大事な友達……確かに。


植松さん

だって、家族とそんなに毎日盛り上がったりしないでしょ? それと一緒で、お互いのことを知り尽くしているからこそ、特に盛り上がるトピックスがそうそうないのは、当たり前。突拍子もないことが友達に起こってないっていうことだから、とても平和でいいことよ。


常連M

ミーコさんはきっと美容好きさんだよね? VOCEの読者イベントに来れば、すぐ「趣味の合う」友達を見つけられるから、ぜひ(笑)。


植松さん

“あのアイライナーの筆先って描きやすいよね”的な話で永遠と盛り上がれるからね。とにかく、つるむお友達って変わるもの。かといって疎遠になりすぎて悪口を言われるのも嫌だから、時折参加するのが一番。友達全員が面白いかというと、そんなわけない。つまんない人がいてもいいのよ!


【植松マスターの格言】「つまらなくても大事な友達。会う頻度を少なくしてたまに現状報告すればOK!」
植松晃士さん「友達と真面目に向き合ってエライ!」

撮影/伊藤泰寛 ヘアメイク/松本晃幸 スタイリング/曽我部将人 イラスト/中根ゆたか 取材・文/楢﨑裕美

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