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ADHD息子、小学校入学「不安すぎた」3つの心配ごとを乗り越えた体験談

  • 2023.9.3

5歳でADHD・広汎性発達障害と診断された息子との日々。今から6年前の今頃は、心臓が飛び出るほど、入学が不安で仕方ありませんでした。それはなぜか?保育園生活で大暴れだった息子が「新しい環境になじめるのか」がとにかく心配だったからです。その中でも特に不安だった3つを今回ご紹介します。この記事は、インスタグラムで「発達障害と主に生きる」家族のコミュニティー「そらあい」のSHI-・ママに寄り添う発達凸凹育児アドバイザー(@_so_ra_ai_)が、息子と乗り越えてきた日々をつづります。

「入学」は親にとっても大きな一歩

あんなに小さかった我が子もいよいよ「小学校入学」。園生活でも不安が多かった親御さんは、小学校という目の前に立ちはだかる大きな壁に不安や心配が強くあるのではないでしょうか?

かく言う私も「小学校入学」は本当に大きな壁で、心配ごとや不安が強く、子ども以上にドキドキしていました。そんな私たち親子も今年の春小学校を卒業し、今年度から中学生です。だからこそ感じていた「小学校入学で不安だったこと3選」をお話していきます。

1.「お友だち関係」

保育園では他害やかんしゃくでお友達に手が出てしまっていた息子だったからこそ、学校でもそうなったらどうしよう…という不安が強くありました。今考えると、保育園の環境自体が息子には合っていないことが大きな原因でした。

結果、学校に入学して慣れるまで時間はかかりましたが、先生がしっかり息子に合わせた対応をして下さったことで「他害、かんしゃく」はなくなりました。頼りになる先生に出会えたことで乗り越えられました。

もちろん家での「かんしゃく」はまた別問題。家での地道な取り組みも必須で、ときにはくじけそうになりながらも一緒に乗り越えてきました。

2.「登下校問題」

「登下校」の心配は、新1年生の親あるあるですよね。毎日のことだからこそ、練習は必須。子どもがしっかり自分で理解し歩けているかの見極めや、途中で何かに興味をそそれられないか等の細やかなチェックをするのが大切でした。

わが家もしばらく付き添って登校していましたが、不安が強い子は、時間が許す限り「付き添い登校」もおすすめします。集団登校・個別登校など学校によってルールは違いますが、まずは親子に合った登校スタイル(付き添い、後ろからついていく、1人でなど)を見つけてみましょう。

3.「生活全般、大丈夫かな」

学校では自分でしなくてはいけないことが増えますよね。授業を受ける、トイレに行く、いろいろと自分で判断しなくてはいけません。きりがない位、心配事は多くあると思います。

一方、子ども自身も不安なはず。わからないことも多いし、まずは環境に慣れないことにつらさを感じているのではと思います。わが家でも、息子は言葉に出さずとも、家に帰ってきてから「かんしゃく」がひどくて大変でした。不安が行動に出ていたのかもしれません。こんなとき、少しの心配も必ず「先生」へお伝えして、まずは親が安心してすっきりと学校に送り出すようにしました。

画像の黒板に書いてある「まちがいやしっぱいをどんどんしよう」。本当にこの通りで、間違っても失敗してもいいんです。そこを親子で声かけ合いながら「わが子が安心して学校生活を送れる環境づくり」ができたらいいですよね。

まずは親が安心すること

小学校は本当に大きな高い壁です。今までの園生活とは打って変わって時間を見て動くことが多くなり、次から次へやる事が増えていきます。そんな中で「1年生なんだから、○○できないとダメだよ!」「もう1年生なのに、これもできないの?」そんな声掛けをついしてしまうこともあるとおもいます。

親の不安は子どもにうつってしまうことがあります。親が不安に思っている場所に行くのは、子どもだって不安ですよね。だからこそ、まずは「笑顔で送り出す」。そして、親の不安や心配ごとは抱え込まず、先生など信頼できる人に話して解消する。これをまずやってみてください。

私も「就学前セミナー」を毎年開催するのですが、親の不安が痛いほどわかるからこそ、最後には必ず「学校は怖い所ではなく楽しい所」と子どもと話して欲しい、とお伝えしています。

私自身もたくさん悩んだ「小学校入学」。そこからあっという間に今年は中学校入学です。当然不安はありますがドンと構えて、乗り越えたいと思います。わが家の経験が、今悩みながら子育てされている方にとって少しでも希望になればと思っています。

著者:ママリ編集部

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