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たった1人の日本人のせいで…→アメリカの大学で謎の大流行【これがアメリカの女子大生(51)】

  • 2023.9.3

<たった1人の日本人のせいで…→アメリカの大学で謎の大流行>これがアメリカの女子大生[#51]

(前回の続き)留学前、海外ドラマを見ておしゃれな大学生を夢見ていた私。
しかし、アメリカの田舎大学生の実体は、上下スウェットなどお世辞にもオシャレとは言えない服装ばかり。

そんな大学の日本人留学生の中でもおしゃれと評判のタカのスタイルはいつも注目の的で、ダメージデニムを真似したり、弟子入りするアメリカ人学生まで現れ、連れ立って買い物に行ったりしていました。

そんなタカが日本の一時帰国から帰ったとき、日本で少し流行っていたボーダーのシャツを着て帰ってきたのです。
昔の囚人服をイメージする人もいるのか、あまりアメリカでは見かけなかった「ボーダーシャツにデニム」というスタイルが、オハイオっ子たちにはかなり新鮮だったようで、真似する人が続出。

タカに弟子入りした学生たちが最初に着はじめ、じわじわと増えていき・・・気づけば大学はボーダー男子で溢れかえるほどにでまさに刑務所状態!!!!

一つの服が流行して、全員同じ服を着るなんてことがないアメリカでは異常事態です。
ガタイのいいアメリカ人にはあまりボーダーがはまらなかったのか、徐々にブームは去って行きましたが、衝撃的な光景でしたね。

そんなある日、おしゃれガールのアリスンにある日「アリスン」を漢字で書くとどうなるかと聞かれたので、「蟻寸」と適当にあてた漢字を教えてあげましたが、しばらくすると、アリスンがニコニコ私の元にやってきたのです。

彼女がシャツのボタンを開けると、中に「蟻寸」と習字文字で書かれたTシャツが!!!!?

「おしゃれでしょう?特注したのよ〜」と満面の笑みのアリスンを見て、「もっと愛梨尊とかカワイイ字にしてあげたらよかった・・・」と思ったのと同時に「Tatooじゃなくてよかった…」とホッとしました。

日本人のおしゃれを好意的に見てくれるアメリカの大学生たちでしたが、わたしから見ると、上下オーバーサイズのスウェットだったり、デニムの切りっぱなしのショートパンツにスーパーで買ったタンクトップをインして着てもさまになるアメリカ人たちの適当な感じのファッションにとっても憧れたのでした。

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