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相手にどんな事情があろうと、息子が傷つけられるわけにはいかない|三男が学校で初めて泣いた

  • 2023.9.3

この漫画は、安田ふくこ(@3kyoudiary)さんの三男のケイ君が経験した、小学校でのでき事です。ケイ君はクラスの女子たちのいざこざに巻き込まれ、Sさんに意地悪をしていると決めつけられてしまいます。担任の先生がケイ君のことは誤解だと説明しても、Sさんの母は認めません。そしてS家の情報を集める中で見えてきたのは、Sさんの母が子どもに無頓着なことや、Sさんの兄がヤングケアラーだったという過去でした。『三男が学校で初めて泣いた』第26話をご覧ください。

S家の家庭事情や、S兄の過去を聞くと同情する気持ちもわいてきますよね。でも、S家がケイ君にしたことは確実に間違っています。事実も確認せず、聞く耳も持たず、何もしていないケイ君を責めたことの言い訳にはなりません。

ケイ君を守りたいという気持ちを一層強く持ったふくこさん、でも常識が合わないS家を相手に、どうすれば解決できるのか、まだ方法はわかりませんね。

靴屋にS兄がいると知ったお父さんは、どうするのでしょうか。

「子どもの糧になる解決」のために親ができることを考えよう

小学校で同じクラスの女の子に対し、いじわるをしたと決めつけられ、トラブルに巻き込まれたケイくん。話を聞くうちに、相手の子の親・兄までが、ふくこさんの知らないところでケイくんを呼び出して責めていたことが判明します。

世の中に色んな考えを持つ人がいて、同じ年の子を持つ親同士でさえ、子どものトラブルへの対応スタンスが違いますよね。さらに子どもの特性、家庭環境、子ども同士の関係性など多くの要素が混じり合い、スムーズに解決とはいかないことも。

もしわが子がトラブルの当事者になったとき、まずできることは、子どもの話をしっかり聞くこと。そして漫画からわかることは、いきなり相手を責めず、学校に確認を取ることも重要だということです。一方の話だけでは、見えていない背景がありますよね。

子どもを守りたいという親の気持ちが、余計にトラブルを複雑にし、本質を見えにくくするのは残念なことです。一方的な主張をしたり、親の立場を守ったりすることよりも、子どもたちにとって良い解決策を見出す姿勢を持つことが大切ですよね。起きてしまったことは受け止め、その上でわが子も相手の子も成長できるようなサポートをすることが、親ができることなのではないでしょうか。

著者:ume

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