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初対面で言われた一言に目が点「ワガママになりたい」主婦が人生を見直した話

  • 2023.9.3

結婚を機に義母と同居しながら夫の八百屋の手伝いをしていたユメ。仕事に家事、育児にと忙しく過ごす日々の中で義母や夫へのモヤモヤした気持ちを抱いていました。しかし、夫に伝えても逆ギレされ、義母には聞き入れてもらえない…。そんな時、八百屋の取材でテレビ局の人たちと出会います。自分に正直に生きる人たちを目の当たりにし、ユメは新人スタッフで初対面の男性・コースケからある言葉を言われます。イルカさんによる『私、逃げました』ダイジェスト版でごらんください。

新人スタッフの言葉が衝撃だった

八百屋の取材に来たテレビ局のスタッフに対し高圧的な夫。一方、ユメは誰よりも気遣いをし低い姿勢で対応していました。夫にモラハラな発言をされても耐えている様子を見た新人スタッフのコースケから「自分の人生を生きてない」と言われます。その言葉に衝撃を受けたユメ。

初対面の若者からそんなことを言われたら普通は怒ってしまうものだと思いますが、ユメにとっては自分でも気付いていなかった気持ちを代弁してくれたように思えたのかもしれませんね。

悲しかった理由がようやくわかった

結婚し、八百屋を手伝うようになってから悲しかった理由にようやく気付くことができたユメ。自分のこととはいえ、当たり前のように毎日を過ごしていると何がおかしいのか、何がダメなのか、何が不満なのか…次第に自分の本当の気持ちがわからなくなってしまうものですよね。

自分の気持ちに気付けたことが涙を流すほどにうれしいという感覚は何だか理解ができるような気がします。若い時は周りの目を気にせず好きなことだけができても、次第にそれも難しくなるものです。そうやっているうちに自分が見えなくなってしまったのではないでしょうか。

ワガママに、正直に生きたい

夫や義母の言うことが絶対で自分の意見など言っても無駄だと諦めていたユメ。でも、取材に来たテレビ局の人たちはワガママも言うし、みんな自分に正直でした。自分に嘘をつかず、正直に生きることが自分の人生を生きることだと気付いたユメ。そんな風に自分の人生を生きたいと涙を流しながら思います。

自分の気持ちを正直に話すことは、ときに人から嫌われたり妬まれたりすることにもつながります。だからこそユメは自分に正直に生きることができなかったのかもしれません。しかし、コースケの言葉で目が覚め、その目は希望に満ちあふれているよう。

「私、逃げました」は作者・イルカさんのブログで現在も連載中の作品です。ユメが自分の人生を見直す姿を応援したくなる作品ですね。

著者:こびと

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