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『ONE PIECE』に反映されているマーベルでの経験、実写版監督の裏話になるほど

  • 2023.9.3
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Netflixで配信中の実写版『ONE PIECE』で監督を務めたマーク・ジョブストが、かつて自身がドラマ『デアデビル』を監督した経験がいかに『ONE PIECE』で活かされたかについて明かした。(フロントロウ編集部)

実写版『ONE PIECE』に活きた『デアデビル』での経験

いよいよ8月31日よりNetflixにて独占配信がスタートした実写版シリーズ『ONE PIECE』。1話から8話までが一挙配信された同シリーズは、辛口批評サイトとして知られるRotten Tomatoesにて記事執筆時点で観客スコア94%を獲得するなど、高い評価を得ているが、同シリーズの監督を務めたマーク・ジョブストによれば、同シリーズには彼がかつてマーベルのシリーズ『デアデビル』を監督した経験が活きたという。

画像: 実写版『ONE PIECE』に活きた『デアデビル』での経験

ジョブスト監督はこれまでに『デアデビル』や、同じくマーベルのシリーズ『パニッシャー』でいくつかのエピソードを監督した経験があるのだが、そうした作品を監督した経験が、「こうした(スーパーヒーローや空想の)世界観において、真実に基づかせるという自分の直感を信じる上でとても役に立ちました」とDigital Spyに語っている。「マッドで空想的なキャラクターを産み出すファンタジー作品の監督としてではなく、その関係性やキャラクターたちの中に真実を見出そうとする監督として取り組む上でも役立ちました」。

ジョブスト監督が重視したのは、空想の世界においても「真実」を追求すること。日本発コミック作品の実写作品化というチャレンジにおいても、高い評価を得ることに成功した要因の一つと言えそうだが、そうした「真実」をアクションとうまく繋げる上でも、『デアデビル』での経験が役に立ったという。

監督によれば、『デアデビル』のファンだった少女から、「物語が好き」だからアクションの部分は“早送りして観ている”と言われた経験が印象に残っているという。

このことがきっかけで、アクションにも、他の部分と同様にストーリーを持たせる必要があることを実感したとして、「もしもアクションのシーンを取り除いてもドラマが機能するなら、それは間違ったアクションなのです」とジョブスト監督は語っている。「アクションというのは、キャラクターのストーリーのようなある種のストーリーラインを語らなければいけないのです。そうすることで、アクションのシーンが終わるときには、始まったときとは別のところにいることになるのです」。

現在はディズニープラスにて配信されているシリーズ『デアデビル』といえば、マーベル作品のなかでも特に高い評価を得ていることで知られているが、実写版シリーズ『ONE PIECE』が好評な背景には、監督が同作から持ち込んだ経験も活きているよう。

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