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「イチジク」の旬は年2回!旬の違いは他にも違いがあるの?

  • 2023.9.3

独特の食感と風味が美味しい果物、それがイチジクです。 そんなイチジクは日本でもフルーツとして愛されており、実は年に2回ほど旬が来ると言われています。 ただ、旬によってそれぞれ特徴も違うのだとか。

そこで今回はイチジクの旬について解説します。 旬の違いについても説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

「イチジク」は旬が年に2回ある?!

イチジクは1年に2回ほど旬があると言われています。 まずはそんなイチジクの旬について見てみましょう。

夏に旬を迎えるイチジク

イチジクは夏に旬を迎える夏果専用種と呼ばれる品種があります。

夏果専用種は6月~8月頃に旬を迎えるのが特徴です。 この時期のイチジクは秋果専用種よりも大きいのが特徴です。

秋に旬を迎えるイチジク

イチジクは秋に旬を迎える秋果専用種と呼ばれる品種があります。

秋果専用種は8月~11月頃に旬を迎えるのが特徴です。 この時期のイチジクは夏果専用種よりも甘いのが特徴です。

夏にも秋にも収穫できるイチジクもある

イチジクは夏と秋で旬の異なる食材となります。 ただ、品種によっては夏にも秋にも収穫できるものがあります。

なお、日本では愛知県産が最も市場に出回っているそうです。 愛知県は温暖な気候と潤沢な水利によって美味しいイチジクが作れるため、旬も幅広いのが特徴です。

次いで和歌山県や福岡県のイチジクも美味しいとされます。

余談ですが、イチジクは別名「不老不死の果物」とも呼ばれます。 実際に古くから薬効も期待されていたなど、単に美味しいというよりは健康のために食べていた人もいたのかもしれません。

イチジクの食べごろ

ここからはイチジクの旬についてより詳しく見てみましょう。

お尻が割れてきたら食べごろ

イチジクはお尻が割れてきたら旬を迎えたと言えます。

この時期のイチジクはお尻が割れることの他に色が濃くなったり実が柔らかくなったりするのも特徴とされています。 完全にお尻が割れたら完熟している証拠となるようです。

ただ、常温保存には向いていないので、熟したらすぐに食べたいところです。

甘い香りが強くなったら食べごろ

イチジクは甘い香りが強くなってきたら旬を迎えたと言えます。

単にお尻が割れたり色が濃くなったり実が柔らかくなったりするだけでなく、香りで熟しているかどうかを判断することもできます。

あまり放置するとしぼんでしまうので、早めに食べましょう。 むしろイチジクの香りが強くなってきたら食べて構いません。

「イチジク」の名前と漢字表記の由来

最後にイチジクの名前と漢字表記の成り立ちを見てみましょう。

「イチジク」という名前の由来

イチジクという名前の語源にはいくつかの説があります。

1つ目が、中国から日本に伝わった際に「映日果(エイジツカ)」という呼称が訛って「イチジク」として伝わったという説です。

2つ目が、1日1個ずつ熟していく(または1ヶ月で熟していく)ところから「一熟(イチジュク)」という呼称で呼ばれるようになったという説です。

ただ、名前の成り立ちについてははっきりしたことはわかっていません。

あくまでも言い伝えなどの域を出ないので注意しておきたいところです。

なぜ漢字表記は「無花果」?

イチジクの漢字表記は「無花果」とされています。

これは花ではなく実がなる植物に見えたことにちなむとか。 実際にイチジクは他の植物のように花を咲かせることはありません。

その見た目から「無花果」と書かれるようになったとされています。

まとめ

イチジクは日本でも度々見かける果物です。 フルーツとしては独特な食感と風味を持っています。

そんなイチジクは1年で夏と秋に旬を迎えます。 年に2回旬を迎えるという不思議な食材なので、気になる方はぜひ食べてみてください。

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